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  • 対象: 新人/若手
  • テーマ: マネジメント
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1on1ミーティングの効果とは?注目される背景や実施のポイントを解説

1on1ミーティングの効果とは?注目される背景や実施のポイントを解説

1on1ミーティングとは、上司と部下がマンツーマンで行う形式のミーティングです。現在、1on1ミーティングに注目が集まっています。この記事では、1on1ミーティングとは何か、導入の目的や注目される背景、実施の流れや、定着させるポイントなども紹介します。ぜひ参考にしてください。

1on1ミーティングとは

1on1ミーティングとは、上司と部下が1対1で行う、対話形式の面談です。通常の面談では、部下の管理や評価を目的としていますが、1on1ミーティングにおける目的は、部下の成長です。そのため、上司が一方的に指示や評価を行うのではなく、ミーティングのテーマ策定や問題提起、解決策の決定まで、部下を主体に進めていきます。

導入の目的

1on1ミーティングは、部下のモチベーションや仕事への意欲を高めるために導入します。テーマ策定や解決策の決定などを、部下自身に考えさせることが、自発的に行動できる人材の育成にもつながります。この場合、上司が解決策や行動を指示しない、部下の話によく耳を傾けるといったことに気をつけましょう。

導入の効果

リアルタイムに部下をサポートできて、やる気や課題解決能力の向上が見込めます。上司と定期的に話す機会にもなるため、仕事の悩みや不満をためこまずに早期解決も可能です。また、部下の話をじっくり聞く場を作ることで、上司への信頼感や会社への愛着心、評価への納得度なども向上します。また、職場における心理的な安全性が高まり、組織活性化にもつながるでしょう。

注目される背景

1on1ミーティングが注目されるようになった背景について解説します。

●労働人口の減少と離職防止

少子高齢化や人口減少にともない、労働人口は減少傾向にあります。少ない労働力を自社に引き留めなければならないため、1on1ミーティングの重要性が高まっています。また、部下が上司に教えを乞うといった、リアルなコミュニケーションの減少、新人が対面でのコミュニケーションを避ける傾向など、状況把握が難しくなっていることも理由のひとつです。

●働き方の多様化

現在は、テレワークの増加や副業の容認など、多様な働き方を認める流れが進んでいます。また、企業のグローバル化、女性やシニア層など、人材自体も多様化しています。このような変化に対応した人材育成が重視されており、柔軟な対話型コミュニケーションの必要性が高まっています。

1on1ミーティングと面談の違い

上司と部下の面談で多く行われているものは「MBO面談」です。MBOとは「Management by Objectives」の略で、日本語では「目標管理制度」などといわれています。ここでは、1on1ミーティングとの違いを解説します。

目的

MBO面談の目的は、上司が部下と目標設定、評価、フィードバックを行うことにあります。一方、1on1ミーティングは、テーマや課題、解決法などを部下に自分で考えさせて、成長や自主性を促すことを主な目的としています。

形式

MBO面談は、上司が部下に目標達成に向けた指導やアドバイスや行う場面が多く、ややもすると一方通行型になりがちです。これに対し、1on1ミーティングは部下と上司の対話によって成り立つため、双方向型といえます。上司が主体となるMBO面談とは異なり、1on1ミーティングでは部下を主役に据えて、対話をしながらコミュニケーションをとり、上司と部下が関係性を構築していくという特徴があります。

頻度

MBO面談は、3カ月~6カ月に1回の頻度で実施するのが一般的です。1on1ミーティングの場合は週1回から月1回と、MBO面談に比べて短いサイクルで実施します。1on1ミーティングでは、課題解決のために行動の振り返りなどを行うため、頻繁に実施する必要があります。

1on1ミーティング準備のポイント

1on1ミーティングを実施する前に、3つのポイントを意識して準備をしましょう。

目的を共有する

1on1ミーティングの目的は、上司による指導や管理ではなく、部下が自主的に業務に取り組むために、部下の体験や想い、課題や悩みを共有する場であることを対象者へ周知しましょう。部下自身が、自分が主体・主役であると理解する必要があるからです。また、1on1ミーティングは情報交換ではなく、部下個人に焦点を当てた対話を重視しますので、目的を理解しないまま進めると雑談をするだけになりかねません。本音で話しにくい上司であると思われて、敬遠される可能性もあります。

信頼関係を築く

1on1ミーティングでは、上司が話すのではなく、部下に多くの話をさせなければなりません。部下から話を聞き出すには信頼関係が必要であるため、日常的にコミュニケーションをとり、会話に慣れておくことが重要です。より深い内容を引き出すためにも、日ごろから良好な関係づくりに努めましょう。

テーマを決める

1on1ミーティングのテーマは、上司が提示するのではなく、部下自身が決めます。部下が話したい事柄や解決したいテーマなどをピックアップしましょう。テーマは仕事や業務に限定せず、プライベートな内容でも構いません。

1on1ミーティングの流れ

ここでは、1on1ミーティングはどのような流れで行うのか、上司の目線で解説します。

部下の状態の確認

ミーティングに臨んでいる部下の状態を確認します。「忙しそうだけど、疲れていない?」「体調はどうですか?」といった、簡単な会話で構いません。部下が親近感を抱くように、気軽な雰囲気づくりを心がけましょう。

方向性やテーマの決定

次に、ミーティングの方向性を明確にします。何について話し合うのかを確認することで、対話がしやすくなります。「何か話したいことはありますか?」といった質問形式で誘導し、テーマや目的、ゴールをどこに置くか、部下との対話から引き出します。

現状把握

方向性が決まったら、上司は今回のテーマについて現状把握をします。このときには、聞き役に徹しましょう。話が途切れたときに対話を誘導する場合には、部下の話を遮らないようにしてください。また、部下に対して解決策を提示するのも避けましょう。

問題提起

現状を把握できたら、目標やゴールに至らない理由を明確にします。このときも、部下自身が問題点を見つけられるようにサポートをしましょう。例えば、「何が問題だと思う?」という問いかけを行うなどです。

解決策の決定

問題点や課題を絞り込み、課題の解決策を検討します。上司が提案するのではなく、部下が自分自身で解決策を見つけ出し、決定するように促しましょう。

行動プランの決定

解決策の実行に必要な行動を決めます。1on1ミーティングは、短いサイクルで繰り返すため、長期的なプランではなく、すぐに実行できるプランづくりが大切です。

1on1ミーティング実施のポイント

1on1ミーティングを実施する際に大切なスキルや心構えなど、3つのポイントを解説いたします。

コーチングを意識する

コーチングとはコミュニケーションスキルのひとつで、質問や対話を通して、部下に気づきや自主的行動を促す手法です。話を聞きながら、その内容をより深く掘り下げられるように会話を誘導します。このときは聞き役に徹し、アドバイスや解決策、解答を一方的に与えてはなりません。

ティーチングは慎重に

ティーチングとは、教えることを意味します。1on1ミーティングの場合、ティーチングは慎重に行いましょう。部下が、まったく知らないことや、はじめての問題に直面している場合には、知識やスキル、ノウハウを伝えるティーチングが効果を発揮します。しかし、1on1ミーティングにおいては、部下の自主性を育てるため、基本的にコーチングを優先します。

適切なフィードバックを

フィードバックとは、部下が自分自身の現状を把握できるように、改善策の提案やアドバイスを行うことです。適切なフィードバックは部下のモチベーション向上につながります。ただし、信頼関係が確立していない状況でのフィードバックは反感を買い、その後の関係構築に支障が生じる可能性もあるため、気を付けて行いましょう。

1on1ミーティングを組織に定着させるには?

1on1ミーティングの定着度は、企業によってさまざまです。人事が提案しても定着せず、実施が進まない企業もあります。定着を阻む要因としては、1on1ミーティングの重要度への理解不足や、短期的な目線による成果判断などが挙げられます。組織に定着させるには、以下の8つのポイントを意識しましょう。

定着に必要な8つのポイント

・経営者が社員に、1on1導入の目的を話す
・経営者や人事担当者が管理職に、1on1導入の意義を繰り返し説明する
・管理職に対して、1on1の研修を実施して学習機会を与える
・「成長を促す」という1on1の意味・目的を、社員に周知する
・1on1の実施状況について、定期的にモニタリングを行う
・人事部門が、項目やテンプレートを用意する
・実施のハードルを下げて、回数を増やす
・実施のフレームを決める

1on1は、強引に進めると定着しづらくなるため、部下を成長させるという目的について、理解を得ることが重要です。

まとめ

1on1ミーティングは、部下の自主性の向上や成長を促す目的で行われる、対話型の面談です。労働人口減少や人材の多様化などに対応するために、1on1ミーティングの導入をおすすめします。

株式会社日本能率協会マネジメントセンターの人材育成支援では、立場や役割に応じた教育プログラムを展開しています。1on1ミーティングの具体的なコツや実践マップ、必要な能力などをまとめたホワイトペーパーも以下よりダウンロードできますので、ぜひご活用ください。

JMAM HRM事業 編集部

文責:JMAM HRM事業 編集部
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