コラム
  • 対象: 全社向け
  • テーマ: 働き方
  • 更新日:

JMAMの社員インタビュー|社員のキャリア自律と副業 Vol. 2

JMAMの社員インタビュー|社員のキャリア自律と副業 Vol. 2

社員のキャリア自律と副業をテーマに、3回に渡って日本能率協会マネジメントセンター(以下JMAM)の取り組みを社員インタビューでご紹介します。企業にとって社員の副業はメリットか、デメリットなのか?実際に副業をしているJMAMの社員に、本業への影響や、気を付けていることなどを聞きました。

インタビュイー
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
学びのデザイン事業 ラーニングマーケティング本部事業戦略部
稲垣 飛カ里さん

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副業をはじめた経緯

――まずはお仕事内容を教えてください。
稲垣:JMAMでは、人材開発専門誌『Learning Design』の編集、新規事業部においてコンテンツ開発を担当しています。JMAMは6社目、これまでも編集のスキルを活かして仕事をしてきました。
副業でもこのスキルを活かして、本の編集やPRといった仕事を受けています。最近では、韓国料理のレシピ本を出版しました。副業ではより、その時々の自分の関心や、趣味をアイデアの出発点としています。

――その料理本を出版するに至った経緯を教えてください。
稲垣:実は昨年(2022年)韓国ドラマにハマりすぎて全く副業できなかたんですよ(笑)。さすがにこのままじゃイカン思ったのと、この熱い気持ちを何か形にしたいと企画書を作って出版社に持ち込みました。
レシピ本は以前出版社で働いていたときに、料理や手芸といった女性向けの実用書を担当していたので、自分の得意な分野でもありました。料理家やカメラマン、スタイリストも韓国好きを集めたんですよ。
ただ、韓国料理の本はカテゴリーとしてニッチなところもあり、なかなか企画が通らなくて……。知り合いに興味を持ってくれそうな編集者を紹介してもらいながら、半年以上提案を続けて、ようやく1社から「出してみよう」と言っていただけました。

――本業もある中で、すごい情熱と行動力ですね。その原動力は何でしょうか?
稲垣:「これが好き」「やりたい」という気持ちですね。これに尽きると思います。

副業の本業への影響

――ぶっちゃけ、本業への影響はいかがですか?(いいことだけでなく、悪いこともあれば教えてください…)
稲垣:いいことは、人脈も広がるし、他社の仕事の仕方を知れること。こういうやり方があるんだなと参考になったものは、すぐにマネするようにしています。副業で新しいことに挑戦させていただくこともありますし……それを通して知識が増え、違った経験も積めて、スキルアップにもつながっていると感じます。
一方で、デメリットいうのかはわかりませんが、個人として期待してもらい、プロとしてお金をもらって仕事を受けているので、プレッシャーを感じることもあります。期待にはこたえたいですよね。

――ご自身の成長につながったという実感はありますか?
稲垣:すごくあります! やりたいことを実現するために試行錯誤したり、ときには失敗して先方の担当さんにフォローしていただいたり、本業同様、経験するすべてが自分の成長につながっていると思います。

――社外の方と一緒に仕事するメリットは感じますか?
稲垣:繰り返しになりますが、他社のやり方や、違う業界について知ることができるいい機会だと思います。一緒に仕事すると、より深く相手のことがわかりますよね。

――本業、副業との切り替えはどのように工夫されていますか?
稲垣:副業も責任を持って取り組んでいますが、あくまで副業だという認識はぶれないようにしていますね。本業が最優先。影響を出さないように無理のない仕事量を調整しています。とはいえ頑張らないといけないので、ストレスを貯めないためにも”自分がやりたいと思うことをやる”というのは大事にしています。

副業する側の立場として、会社に対しての思うこと

――副業を推奨する会社側の姿勢ついては、どう思われますか?
稲垣:ありがたいなと思っています。私の場合は本業で専門性を、副業でその時々の関心や気持ちを大事にできているので。
でも、副業は無理してやる必要はないと思っています。それぞれの事情もあるし、いまは「本業に打ち込みたい」というときもあるだろうし、家族のことや趣味に時間を使いたいというタイミングもありますよね。JMAMは、副業を応援はするけど、強制もしない。社員の働き方を認めてくれて、自分で選べるところがいいと思います。

――働き方について、会社側に要望はありますか?
稲垣:あえて意見するとしたら、週4勤務、週3勤務といった選択肢もあればいいかなと。これは副業に使いたいからでなく、何か新しいことを学びたいときなど、働き方を選べるとより選択肢が広がるかもしれませんね。それによって、また会社に新しい知識や経験も溜まっていくと思いますし。

副業するうえで気を付けていること

――会社とご自身の双方に副業のデメリットはあると思いますか?
稲垣:本業の競合にならないようにというのは配慮しています。JMAMでは事前に人事に副業申請をすることになっており、、そこで競合になる恐れないかは確認してすり合わせをしているそうです。副業する側としてもそういった確認ができると安心できますね。

――ありがとうございました。副業も自分のやりたいことを実現するための手段として、情熱を原動力にチャレンジも楽しんでいる様子が伝わりました。
次回は、趣味から副業をはじめたという社員の事例をご紹介します。

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文責:JMAM HRM事業 編集部
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