
イマドキ新入・若手社員は仕事や働くことについてどのような価値観を持っているのでしょうか。人事担当者が知っておくべきポイントについて、日本能率協会マネジメントセンターが例年実施している調査「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2022」から、一部抜粋しお届けします。(調査概要は以下参照)
■調査概要
調査方法: インターネット調査
調査地域: 全国
有効回答: 2,300名(2021~2022年に入社した新入社員671名、新入社員の育成に関わる上司・先輩社員1629名)
調査期間: 2022年6月
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最新版!新人の「働き方」と指導者の「接し方」の実態に加え、Z世代の「学び」や「リーダーシップ」などにも焦点を当てています
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【配属後の課題・不安】 業務経験が不足し、キャリア形成が描きづらい
配属1~3ヵ月後の課題・不安は「生活リズムがつかめない」が21年入社と比較して順位が大きく上昇しました(10位→1位)。2021年の順位が低いのは、配属後の時期が緊急事態宣言、まん延防止等重点措置期間にあたり、在宅勤務割合が高いことが要因の1つに挙げられます。また、コロナ禍前(2019年)と比較すると、仕事内容や業務手順が把握できていないため、業務を通じたキャリア形成や課題認識ができる状態にないことも明らかになりました。具体的には「仕事が自分にあっているか」「担当する業務の知識・手順がわからない」「何がわからないのかわからない」などの順位が上昇しています。
また、配属から6~12カ月の時期においては、コロナ禍前(2019年)と比較すると「わからないことを聞けない」など、関係性構築やキャリア形成に悩む姿が見受けられます。働く場所の自由度が増したことにより、新入社員が成長していく過程において重要な「学び」や「指導育成」の機会損失が生じて、自社や組織への適応がうまくいっていない様子がうかがえます。
「イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査」について
若年層の志向やキャリア観を把握し、これからの「若手が育つ環境づくり」の考察と提案を行うために日本能率協会マネジメントセンターが2016年から実施している調査です。新入社員への質問は「意識」と「行動」をベースに、社会人として成長していくために重要な要素(成長意欲、仕事の進め方、周囲との関わり等)を中心に構成。新入社員だけではなく、同時に上司・先輩側への調査も行い、両者の考え方や関わり方の違いを比較していることが特徴です。
最新版は、他にも、Z世代、ミニレアル、氷河期、バブル期のそれぞれの世代からみた各世代の特徴比較やZ世代に対する具体的な成長支援、重視したい現場・人事の関わり方などをまとめています。ぜひ自社の新人育成にお役立てください。
イマドキ新入社員の仕事に対する意識調査2024
新人の「働き方」と指導者の「接し方」やZ世代の「学び」や「リーダーシップ」
2016年から毎年行っている「新人の働き方と指導者の接し方」に関する内容に加え、Z世代の「学び」や「リーダーシップ」、仕事や職場への満足度が高い特徴にも焦点を当て、さまざまな切り口からその実態を明らかにしています。
- 新入社員(Z世代)の実態と特徴
- ビジネスパーソンの学習姿勢別にみる「学び」への意識
- イマドキ新入社員(Z世代)への指導育成
- [考察・提案]これからの新人・若手社員の成長支援

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