コラム


ロジカルシンキングで得られる効果は?活用シーンやトレーニング方法も詳しく解説

対象:全社向け テーマ:ビジネススキル :2021-01-29

ロジカルシンキングは論理的思考と訳されるもので、ビジネスシーンで求められる考え方です。この記事では、ロジカルシンキングの意味や効果について解説します。あわせて、ロジカルシンキングを身につける方法も紹介するので、ぜひ参考にしてください。

そもそもロジカルシンキングとは?

ロジカルには「論理的な」「筋の通った」などの意味があり、シンキングは「考える」と訳されます。ロジカルシンキングは直訳すると論理的な考えとなりますが、一般的には思考方法の1つとされており「論理的思考」よばれます。

論理的思考では、物事を筋道立てて考え整理し、矛盾などがないように結論を導き出します。問題を分解して考えていく方法をとるため、問題解決策を考えるシーンで役立つ思考法です。

ロジカルシンキングで得られる効果

ロジカルシンキングを用いるとどのような効果が得られるのでしょうか。ここでは、9つの効果を紹介します。

分析能力が向上する

ロジカルシンキングではさまざまな問題を分類して、それらの間にどのような相関関係・因果関係があるのかを整理していきます。そのうえで対応策などを導き出すことができるため、ロジカルシンキングを学ぶと潜在的なニーズや隠れている課題などに対する分析能力の向上が見込めます。

問題解決能力や合理的思考が身につく

ロジカルシンキングは、物事を順序立てて矛盾がないように考える思考法です。順序手立てて考えることにより、合理的思考や問題解決能力が身につきます。問題や課題が発生した際にも、解決への道筋が立てやすくなり、結果として業務効率化にもつながります。

説得力が増す

ロジカルシンキングを意識した意見や説明は、事実や根拠と主張が明確になっていることが特徴です。まず自分の意見を伝え、事実や理由、根拠を述べるというように順序立てて話せるようになるため、主張が分かりやすく説得力が増します。ロジカルシンキング活用の場は、商談やプレゼンテーション、交渉事などに向いています。

アウトプットが得意になる

ロジカルシンキングを鍛えることで、論理的な思考が身につくだけではなく、自分の意見や考えを分かりやすく、かつ正確に伝えられるようになるため、プレゼンテーションなどのアウトプットが得意になることもメリットです。

理解力が高まる

ロジカルシンキングでは、問題を分類して因果関係を解明しますが、これは人の意見に対しても使われます。相手の意見の因果関係を追うことができるため、「どのような意図があるのか」「なぜこのような意見になるのか」などを考えられるようになります。相手の真意を読み解く理解力が高まることは、コミュニケーションや課題解決において大きなメリットです。

目標を達成できる確率が上がる

ロジカルシンキングでは、要素分けする能力も身につきます。要素分けとは、簡単にいえば物事を分解して理解することです。目的を要素分けすることによって、「どのポイントがもっとも重要なのか」などを理解しやすくなります。押さえるべきポイントが把握しやすくなり、目標達成確率が上がります。

足りない部分を補完できる

ロジカルシンキングでは、問題や目標だけでなく、相手の意見の要素分けも可能です。そのため、「相手の意見にどのようなポイントが足りていないのか」を正確に把握でき、その不足部分を補えるようになります。また、目標達成するために足りない部分なども理解し、補完することができるようになるため、より目標達成確率が向上します。

主体的に考える力が身につく

ロジカルシンキングでは、物事に対して「なぜそうなるのか」「もしこうなったら、結果はどうなるのか」というように、仮説を立てて考えます。考える癖がつくようになることで、自分が何をすべきかなどを、常に自分の頭で思考できるようになり、指示待ち人間にならずに能動的に行動できるようになります。

生産性を高められる

生産性の向上には、無駄を削減することが重要です。ロジカルシンキングでは、業務を遂行するための道筋を論理的思考で考えられるため、「何が必要でどこが無駄なプロセスなのか」をしっかりと把握できるようになります。したがって、無駄な手順や作業を省くことができ、生産性を高めることが可能です。

ロジカルシンキングが活用される場面

ロジカルシンキングは、多くのビジネスシーンで活用されています。たとえば、問題解決策の立案や文書作成、プレゼンテーションや交渉、コミュニケーションなどが挙げられます。

とくに効果的な場面の1つが、プレゼンテーションです。ロジカルシンキングが身についていれば、自分の意見を説得力をもって分かりやすく伝えられるため、プレゼンテーションに効果的です。

ロジカルシンキングを身につけるためには?

ここでは、ロジカルシンキングを身につける方法を3つ紹介します。

数多くのフレームワークを試していく

ロジカルシンキングを身につけるには、書籍などを参考にフレームワークを試していくことが効果的です。ロジカルシンキングを鍛えるには知識や論理をインプットするだけではなく、フレームワークを使う機会をもたなければ身につきません。実際にフレームワークを活用し、課題を解決していくことで、自然とロジカルシンキングが身につきます。

情報と情報をつなぐ習慣をつける

ロジカルシンキングでは、情報と情報をつなげることがポイントです。さまざまな分野の情報をつなぎあわせる訓練をしましょう。たとえば、エビデンスや心理法則、脳科学などの情報から、1つの「説」を自分なりに作ってみます。

情報同士を結びつけて説を作ることを繰り返すことにより、ロジカルシンキングが身につきます。とくに、まったく異なる分野同士をつなぐ訓練はより効果的です。

多くの役割や流れを自己完結する体験を積む

業務において1つの作業だけでなく、多くの作業工程を経験することも重要です。実際にさまざまな作業を体験することによって、思考と思考につながりを作れるようになります。さまざまな作業を自分1人で行い自己完結する経験を多く積むことにより、多数の理論づけの資源を得られるようになります。

ロジカルシンキングを効果的に活用するには思考癖に気づくこと

ロジカルシンキングを活用するには、自分の思考癖を自覚することが重要です。思考癖に気がつくためには、「クリティカルシンキング(批判的思考)」も有効です。クリティカルシンキングとは、主観や感情に左右されずに、前提に対して批判的に問い直す思考法です。「本当に正確かどうか」「なぜそう思うのか」というように、自分の思考に批判的な問いかけを行っていきます。

自分の意見や思考を批判的な視点で検証して思考の癖を把握し、客観性をもたせることを意識しましょう。

ロジカルシンキングを身につけるための方法

多くの企業ではロジカルシンキングについての研修を取り入れています。社員がロジカルシンキングを身につけることで、スキルアップや業務効率化、コミュニケーション能力向上など、企業にとっても多くのメリットがあります。しかし一朝一夕ですぐに習得できるものではありません。そのため、研修を行ったうえで実践を繰り返すことが効果的です。

まとめ

ロジカルシンキングとは論理的思考のことで、ビジネスで求められる考え方の1つです。ロジカルシンキングを身につけることにより、さまざまなスキルアップが望めます。

株式会社日本能率協会マネジメントセンターでは、ロジカルシンキングの通信教育を提供しています。ビジネスリーダーとして、問題・課題を発見し解決に導くために、「何を(What)いかに(How)すべきか」を明確に把握できるだけでなく、事業の現場で必要とされるロジカルシンキングを取得できます。

ぜひ貴社の人材育成にご活用ください。

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