用語辞典

や行

ゆとり世代

 1970年代から1980年代にかけて、校内暴力、いじめ、登校拒否、落ちこぼれなどが社会問題化した。そのため「受験戦争」とも呼ばれた過度の知識偏重教育とその結果の学歴主義を見直し、子どもたちが社会性を身につけるための「ゆとり」を取り入れた「ゆとり教育」の導入が進められた。具体的には1977年、1989年(実施は1992年度)、1998年(実施は2002年度)に行われた学習指導要領の改訂によって、授業時間と教科項目の縮小、教科以外の活動時間の増加などが進められ、学校週5日制も定着した。 「ゆとり世代」とは一般に、1992年度から、ゆとり教育の見直しが行われた2009年度までに学校教育を受けた世代とされる。1992年度に小学校に入学した子どもたちが新卒入社期を迎えた2008年度に、「ゆとり世代」という言葉が一気に広まった。  ゆとり世代の問題点としてよく挙げられるのは、基礎学力の不足やコミュニケーション経験の欠如などである。しかしこれらはジェネレーションギャップの側面もあること、またゆとり世代の先輩に当たる中堅世代側のコミュニケーション不足や学習不足も一因であることなどから、「ゆとり世代批判」を的外れとする識者も多い。

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