用語辞典

さ行

相互学習

二者あるいはグループの間で起こる情報転移や知識共有等の相互作用を通じて、各人が新しい考え方を獲得して行動を変容させていくこと。 野中郁次郎氏(一橋大学名誉教授)が提唱した知識創造の過程では、この種の学習が必ず起きている。しかし人材開発分野で、このような相互作用を特に「相互学習」と呼ぶことがあるのは、教育や人の成長における1つのキーコンセプトであるからだ。 たとえば上司による部下育成では、部下の成長が第一のテーマとなるが、一方で部下との接触を通じて、上司にも学習と成長がもたらされる。若手社員が新人をサポートするブラザー・シスター制度は、まさに、この相互学習効果を狙った制度である。 この他、アクションラーニングやグループワーク等の活動も、グループ内での意見交換や情報共有等を通じて、構成員の相互学習を促す。このような組織内外での相互学習を設計していくことは、社員の学習と成長を考えるうえで重要な取り組みであると言える。

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