事例詳細

eラーニングライブラリ

労務管理・ハラスメント防止にeラーニングライブラリを全社員で活用 ~ライフネット生命保険株式会社

テーマ メンタルヘルス対策 / CSR・コンプライアンス
対象 管理者 / リーダー・監督者 / 中堅社員 / 新人・若手社員

ライフネット生命保険株式会社

インターネットを主な販売チャネルとする戦後初の独立系生命保険会社として注目を集めるライフネット生命保険株式会社。マニフェストは、生命保険を「もっと、わかりやすく」「安くする」「もっと、手軽で便利に」すること。そこに共感し、それを実現する人材の育成をめざし、eラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)を活用しています。同社のライブラリ活用法について、総務部人事マネージャーの吉田玲子氏にお話を伺いました。

忙しいマルチプレイヤーの学習に最適

―貴社が求める人材像について教えてください。

吉田氏:当社は、設立当初から大切にしているマニフェストがあります。そこに深く共感してもらえる人。そして、その一つに掲げている「お客様の保険料を安くする」ために、一人で何役もの業務をこなし、自ら積極的に行動するマルチプレイヤーを求めています。

―そうした人材の育成にeラーニングを導入した理由をお聞かせください。

吉田氏:部署別で教育研修等を行う場合もあるのですが、eラーニングの導入にあたっては、会社として提供しなければならない最低限の基礎を全員に周知する狙いがありました。

 先ほどもお話したように、当社は全員がマルチプレイヤーとして活動していますから、集合研修の時間を設定することも非常に難しいのです。その点、PCがあれば、いつでもどこでも学習ができるeラーニングは、最適な学習方法だと思います。

全社員を対象に労務管理・ハラスメント防止を徹底

―JMAMのライブラリを選んでいただいたポイントを教えてください。

吉田氏:コースの種類が豊富で、内容の面でも『マネジャーのための労務管理基本コース』や『職場ハラスメント対応コース』など、会社が社員に提供したいテーマが含まれていたことです。当社の場合、社員の年齢構成のボリュームゾーンが20代後半~30代と、60代の二つに分かれています。世代間の経験・知識が隔たるため、全社員を対象に労務管理・ハラスメント防止の徹底を図りたいと考えていました。

 また、当社はSNSマーケティングを行っていますので、たとえば、近年問題になっているハラスメントに対する世代間の認識の差が何らかの問題を生じるリスクもありました。

―必修コースは設けているのでしょうか。

吉田氏:経営陣を含む管理者層は4コースを制度受講、一般社員は3コースを制度受講としています。(※表参照)それ以外は、自己啓発として自由に受けてもらっています。

―必修コースは、評価と連動しているのでしょうか。

吉田氏:修了することは当たり前のこととしていますので、今のところ、評価には結びつけていません。

―2011年に導入され、2012年も継続していただきました。その理由を教えてください。

吉田氏:1年目に必修コースを修了した人も、引き続き自己啓発として学習して欲しいこと。そして、当社の場合は中途採用も積極的に行っているので、受講期間を締め切った後に入社した人にも、必修コースを学んでほしいという狙いがありました。

 また、比較的安価に学習できることと、1年目でせっかく操作方法等に慣れたので、それを活かして2年目もしっかり学んでほしいということが継続の理由です。

 加えて、他部門からの要請もあり、ISMS認証のために、新たに情報セキュリティのコースを必修としました。

全員のID を公開し受講状況がわかる仕組みをつくる

―受講を促進するために工夫していることがあれば教えてください。

吉田氏:社内のイントラネットのデータベース上に全員のIDを公開し、誰が受けた・受けていないということが一見してわかるようにしています。周りが皆受けているのに自分が受けていないとわかれば焦って受講しますし、自分の部下が受けていないことがわかれば上司が注意するようになりました。それでも、皆、非常に忙しいですから、受講できない人もいます。ただ、当社の社員は“理由や背景をきちんと伝えれば動く”ので、朝礼や社内メールでアナウンスをし、役員からも受講するよう声をかけてもらうようにしています。最後は、所属部門長から本人に直接に伝えてもらうこともあります。とにかくアナウンスを徹底することに尽きますね。

―受講者の方々の反応はいかがですか。

吉田氏:都合のよい時間を選んでベーシックな知識を確実に得られるので、好評です。また、自宅での学習も認めています。

―貴社の教育について、展望や課題があれば教えてください。

吉田氏:ビジネススキルや、コミュニケーション、チームビルディング知識が課題です。

 また、当社は、特に若い世代の管理者が多いので、世の中一般的な管理者に求められるスキル・知識の向上が課題で、集合研修がよいのか、eラーニングがよいのかなど、学習方法も含めて検討中です。

 ただ、どのような形でも、特に当社のように忙しい企業にとっては、eラーニングは学習の入口として最適な学習方法だと思っています。その意味で、今後もライブラリにはコースの追加や使い勝手の向上などを期待しています。

―ありがとうございました。

プロフィール


会社名 ライフネット生命保険株式会社
URL http://www.lifenet-seimei.co.jp/
主要事業 2008年5月にライフネット生命保険株式会社として営業開始。「若い世代の保険料を半分にして、安心して子どもを産み育てることができる社会を作りたい」という起業の思いと「正直に、わかりやすく、安くて便利に」という理念、そしてマニフェストを柱とし、インターネットを活用した新しい生命保険会社として成長。2012年3月15日には東京証券取引所マザーズ市場へ上場した。経常収益37億7300万円(2012年3月期現在)、従業員数89名(2013年2月末現在)。

掲載日 2013/04/10
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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