事例詳細

eラーニングライブラリ

『e ラーニングライブラリ』で知識レベルの個人差を無くし、事業成長に貢献する人材を育成する ~株式会社 テレマーケティング ジャパン

テーマ 若手社員の育成 / ビジネススキル・知識の習得 / 中堅社員の育成
対象 リーダー・監督者

株式会社 テレマーケティング ジャパン

コールセンター運営・請負を中心に、人材派遣、コンサルティング、市場調査、営業仲介など、幅広い事業内容を展開する株式会社 テレマーケティング ジャパン。企業内の一事業部から分社・独立してから18 年が経ち、これから企業を発展させていく人材をどう育成するかが課題となっています。今回は、人事総務部の山根恭子氏と谷田尚美氏に、社内教育の方針と『eラーニングライブラリ』の浸透・活用方法についてお話を伺いました。

階層ごとの指標を明確にし知識レベルの個人差を無くす

~ 貴社の人材育成の方針についてお聞かせください。 ~

山根氏:黙っていても右肩上がりに業績が伸びる時代が終わりを告げた今、当社が目を向けるべきは、「事業戦略を達成する人材を育成・開発する」ことです。しかし、当社で働く約8,000人のうちのほとんどが、コールセン ターの有期雇用社員。現場レベルの専門スキル研修は充実していますが、次世代のリーダーや経営幹部候補のた めの教育制度は整備されていませんでした。

 そんな状況でしたが、人事制度改定を機に、階層別の職務定義が明確に設定されました。現在は、社員がその定 義を満たすことができるような教育体系を確立させるために、少しずつ試行錯誤を重ねているところです。

~『 eラーニングライブラリ』を取り入れた理由は? ~

山根氏:当社では、正社員の大半が中途採用のため、職歴によって個人のスキルや知識レベルに差が出てしまいます。将来、管理者となる層には、どの職種であろうと経理や営業、マネジメントなどの知識を身につけていてもらわないと困ります。『e ラーニングライブラリ』を導入した背景には、対面の教育ではカバーしきれない知識レベルの個人差を無くし、幅広い分野の基礎 知識を学んでほしいという考えがありました。

谷田氏:そもそも時間と場所を選ばずに学べるe ラーニングは、社員によって勤務時間が異なる当社の勤務形態に マッチしていたと思います。それに加え、定額で何度でも受講できるというコストパフォーマンスも大きなポイン トになりました。

単元ごとの目標設定と綿密なフォローで受講率アップ

~ 受講されているコースと、受講環境について教えてください。 ~

谷田氏:現在は、リーダー層を受講対象としています。20 の必修コース(図参照)を提示し、5 月~翌年2 月ま での10 ヶ月間で全てを修了できるように管理しているところです。

 「来年までに終わればいい」と思ってしまうと学習を先延ばしにしてしまう受講者もいるので、「メンバーの指 導・育成」の3コースを5 月1 日~ 6月15 日まで、「ビジネス基礎能力」の2 コースを6 月16 日~ 7 月15 日まで、 といったように単元ごとの修了目標日を設定しています。

 受講場所と時間は限定していません。職場の個人デスクで受講する人もいれば、自宅で受講する人もいます。 受講者の大半は、仕事の合間や帰宅前に学習時間を捻出しているようです。

~ 修了率を向上させるための 働きかけはされていますか? ~

山根氏:毎月1回、進捗状況を集計し、単元別の修了目標日と実際の修了率とを照らし合わせながら、人事部がフォローをしています。

 具体的なフォローは、3 段階に分かれています。第1 段階は、単元ごとに修了した社員を褒め、意欲を高めること。第2 段階は、修了率がなかなか上がらない部門の上長へ進捗を確認すること。それでもまだ効果が無い場合は、受講者本人に学習が進まない理由を聞くようにしています。こうしたフォローが功を奏し、今年度は、修了率100%を達成できる見込みとなっています。

谷田氏:社員教育は、部門の利益に直接響いてくるものではありません。しかし、会社が人材育成に投資をしている訳ですから、その重みを各部門の管理者が認識していないと、教育風土の醸成は難しくなります。全て人事部から発信するのではなく、各部門の上長を巻きこみながら人材を育成していくことが、学習を効果的に進めるポイントではないでしょうか。

~ 受講者からの反応はありますか? ~

山根氏:「教育内容が多岐に渡り、よく網羅されていると思う」「これまで知らなかった分野も学ぶことができた」「内容が分かりやすく、充実している」「すごく参考になった」といった声が多く寄せられています。

教育と人事制度を連動させTMJ※スタンダードを確立

~ 『e ラーニングライブラリ』を 活用するために考えていることは? ~

谷田氏:受講者層を拡大していくことも考えたいですね。今年度の受講者以外にも、入社して間もない社員や、管理者前の層に対象を広げることも考えています。

山根氏:今後は、必修コースの修了を管理者への昇格要件として認めるなど、人事制度との連動も視野に入れ、引き続き組織全体の成長をめざしていきたいと思います。

※テレマーケティング ジャパンの略

プロフィール


会社名 株式会社テレマーケティングジャパン
URL http://www.tmj.jp/
主要事業 1992年、ベネッセコーポレーションの中核事業「進研ゼミ」のインハウスコールセンターが独立分社化して誕生。コールセンターの運営・請負やコンサルティング事業などで金融から通信、製造、公共など約250社のクライアントに貢献している。従業員は約900名。

掲載日 2010/11/01
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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