新人・若手社員が陥りがちな「リアリティショック」を克服し、仕事や職場にスムーズに適応するために必要な「先輩・上司への働きかけ」や「主体性の発揮」等の考え方や行動について実践的に学びます。
- 対象者
- 新入社員(若手社員・中途社員フォローでも対応可能です)
- 日数
- 1日間
- テーマ
- 新人・若手クラス
- 最適定員
- 24名
- 実施形態
- 対面型/オンライン型
- コード
- TNK
概要
職場適応の鍵となる「リアリティショックの克服」を行う研修
新入社員が仕事や職場にスムーズに適応するためには、「リアリティショックの克服が鍵*」となることが、多くの研究で明らかになっています。リアリティショックを感じる対象は「1.仕事の内容」「2.組織環境や自社らしさ」「3.自分自身」などがあるといわれていますが、特に、テレワークでは社内の人との接点が限定されるため「2.組織環境や自社らしさ」「3.自分自身」のショックを特に感じやすい状況といえます。
*Hall, 1976; Schein, 1978; Dean, 1983 等
リアリティショックに効果的に対処するための方法
リアリティショックに効果的に対処するためには、以下2つが重要といわれています。
1.リアリスティック・ ジョブ・プレビュー
現実的な見通しをもち、非現実的な期待を抑制する
2.社内の人脈構築
困ったときに支援を得られる相手をタテ・ヨコ・ナナメに複数もつ
本研修では、参加に際して上司・先輩への協力支援も得ながら、リアリティショックにうまく対処できる仕掛けが施されています。
ねらい
組織にスムーズに適応していくためのポイントを知る
新人・若手社員が、「リアリティショック」を克服し、仕事や職場にスムーズに適応するために必要な考え方や行動について実践的な演習を通じて学びます。
このような課題をお持ちの方におすすめ
テレワークの増加で、新入社員が
・上司、先輩、他部門の人など、社内人脈をなかなか構築できない
・ 受け身の仕事が中心で、自分から環境に働きかける機会がほとんどない
・体験できる業務の幅が限定され、自社らしさを体感する機会があまりない
・新入社員研修もオンライン中心でおこなわれ、実際の職場環境に適応できるかが心配
研修のゴール
(1)事前課題を通じた上司、先輩への働きかけにより、タテ・ナナメの関係が強化されている
(2)仕事をしていくうえで直面するネガティブな出来事に対しても、仲間とともに創意工夫し、積極的に環境に働きかけて対処策を検討することができる
特長
ポジネガ経験のプレビューにより「現実的な見通し」を獲得
先輩社員の新人時代の経験のヒアリングを通じた見通し獲得と「私のトリセツ*」作成により、社会人として直面するさまざまな出来事への耐性を養います。
*私の取り扱い説明書
自社らしさのマイナス面克服に向けた取組による「主体性」の醸成
上司・先輩のヒアリングを通じて明文化されていない自社らしさを知り、理念の実現の妨げとなっている自社らしさについて、新人として何ができるか提案・企画を検討するプロセスから主体性を育みます。
普段なかなか聞けないテーマの対話を通じた「タテ・ヨコ・ナナメの関係強化」
普段は、なかなか改まって聞く機会のない以下のテーマについて、研修の機会を活用し、先輩・上司にヒアリングするとともに、同期と情報共有・検討を行うことで、タテ・ヨコ・ナナメの関係性を強化します。
●先輩社員の新人時代のポジネガ経験と対処法
●上司・先輩が感じる自社らしさの良い面・悪い面
●多様な分野での自社のNo.1社員
事前課題 |
・先輩社員の新人時代のポジネガ経験ヒアリング ・自社らしさのイメージを表す画像選び ・上司・先輩が感じる自社らしさのヒアリング ・No.1社員を探せ!(自社の様々な領域のNo.1社員に関する情報収集) |
---|---|
1日目 |
■オリエンテーション ・[演習]近況報告:配属後のポジ・ネガ経験 ・[講義]新入社員のあるある経験 ・[講義]研修のゴールと目的 ■ポジネガ経験のプレビュー ・[演習]先輩社員の新入社員時代のポジネガ経験の共有 ・[演習]「私のトリセツ」作成 ■明文化されていない自社らしさ探し ・[演習]自分たち、上司、先輩が感じる自社らしさ ・[演習]理念の実現を阻む自社らしさとは ・[演習]残したい自社らしさ・変えていきたい自社らしさ ■No.1社員を探せ! ・[演習]困ったときに頼れる社内人脈を築く ■事後課題の準備 |
事後課題 |
望ましい自社らしさづくりのための提案書作成(グループ制作) |