生産性向上の主要技術であるIEの技術を体得するコースです。IEの基本的な考え方、作業測定、方法研究、ロス分析の各分析評価技術を、講義、机上演習、映像実習などの多様なプログラムにより、改善スキルとして理解し体得します。
- 対象者
- IEの基本を身につけることが必要な方
- 日数
- 2日間
- テーマ
- ものづくり人材 / 中堅・リーダークラス
- 最適定員
- 20名
- 実施形態
- 対面型
- コード
- IE
ねらい
1.モノづくりの6つの管理項目(安全、モラール、生産性、品質、コスト、納期)の重要性とポイントを理解する
2.生産性の尺度、生産性向上の3つの領域について学び、生産性向上の基本的な考え方を理解する
3.タイム・スタディ、稼働分析、連合作業分析の各分析評価技術を講義と演習・実習を通して理解する
期待成果
1.IEを活用した生産性向上の考え方を身につける。
2.仕事のロスに対する感度を上げ、改善意識を高める。
特長
IEの基本的な考え方を習得
生産性向上の主要技術である「IE」の基本的な考え方、タイム・スタディ、稼働分析、連合作業分析についてを、講義、机上演習、ビデオ演習などの変化に富んだプログラム編成により、改善スキルとして理解し、体得できる研修です。
IEとは
生産性の向上を目的に、「人、物、設備」の有機的な(効率的な)組合せを設計、改善、実施する技術です。
プログラム
1日目 |
■オリエンテーション ■生産性向上の基本と阻害ロス ・生産性とは ・3つの阻害ロス ・改善事例共有 ■IE改善の基礎知識と基礎テクニック ・IEとは ・IE改善の進め方 ・2つのIE技術 ・ワークユニット ■改善技術1:タイム・スタディ ・タイム・スタディとその目的、進め方 ・[実習]作業条件の把握 ・[実習]測定単位の要素に分解 ・[実習]要素ごとの時間測定 ・[実習]代表値の決定 ・改善に向けた着眼点 ■IE改善発想技術 ・ECRS ・動作経済の原則 ・ブレインストーミング ・改善実習 |
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2日目 |
■1日目の振り返り ■標準時間 ・連合作業分析とは ・活用分野 ・標準時間の構成 ・注意事項 ・[演習]レイティング ■改善技術2:稼働分析(ワーク・サンプリング) ・稼働分析とその目的、進め方 ・ワーク・サンプリングとは、その原理と目的、進め方 ・[演習]観測項目を設定する ・観測回数、精度の確認方法 ・[演習]観測 ■改善技術3:連合作業分析 ・連合作業分析とその目的 ・目標サイクルタイム ・進め方 ・[演習]M-Mチャート1 ・連合作業改善の視点 ・[総合演習]M-Mチャート2 ■現場実践に向けて ・全体の進め方 ・実践検討 |