
人的資本経営の浸透とともに、組織にとっては社員一人ひとりの成長が一層大切になってきています。管理者にとって部下の成長を支援することはもっとも大切な役割であるといえます。しかし、人材の多様化とともに、成長のきっかけも人それぞれ異なります。部下の「成長スイッチ」を押す感度を持つためにはどうすればよいか、をともに気づき、考える研修です。
- 対象者
- 管理者
- 日数
- 1日間
- テーマ
- 部下育成
- 最適定員
- 20名
- 実施形態
- 対面型
- コード
- GMAX
概要
部下の成長を支援するために管理者が持つべき感度と関わり方を考える研修
限られた人的リソースで高い成果を得るには、部下の成長が前提となります。また若手社員を中心に「成長できる職場かどうか」が転職の判断基準になっています。しかし、人材の多様化が進み、成長のきっかけも人それぞれ。この研修では、さまざまな映像(インタビュー、職場シーン)を視聴しながら、どこに成長のきっかけがあるのかをともに考えていきます。
成長支援に必要な対話とは
多様な志向・価値観を持つ部下に伴走するには、対話が重要です。職場のさまざまなシーンにおける対話をつうじて、部下の「リフレクション」と「気づき」を促進する関わりが管理者には求められます。
この研修で扱う【職場における3つの対話シーン】
・日常の業務において
報・連・相を中心とした業務シーン、OJTなどの指導シーン
・ミーティングの場で
部門ミーティングなど、1対多のシーンにおける個との関わり
・1on1ミーティングで
定期的に行う1対1の対話シーン
ねらい
対話をベースにしたマネジメントによって、部下が成長する力(成長力)を最大限に引き出す管理者になる
従来の「仕事の支援型」から、「成長支援型」の管理者になるために必要な対話をベースにした関わりを考えていきます。部下一人ひとりの成長を通じて、高い組織目標を達成する管理者を目指します。
このような課題をお持ちの方におすすめ
・さまざまなタイプの部下がいて、どのようにかかわればよいかわからない
・教えたことはできるようになるが、それ以上のことは変わらない部下が多い
・もっと部下との対話を増やしたいと思っているが、話すタイミングがわからない
・部下を一生懸命支援しているつもりだが、どう思っているかわからない
期待成果
研修のゴール
(1)成長スイッチが現れるきっかけは、一人ひとり異なることに気づく
(2)職場のさまざまなシーンにおいて、部下と効果的な対話場面を作ることができるようになる
特長
リアリティのある映像教材を活用
さまざまなタイプの社員に「成長の瞬間」をテーマにインタビューした映像と、それを題材にした職場シーン映像により、参加者の感度に訴えかけます。
教える研修ではなく、「気づく」「考える」ことで支援力を向上
正解を伝えるのではなく、自ら気づくことにより成長を支援するとはどのようなことかを考え、参加者同士で共有・フィードバックし合うことで、より高い気づきを得ます。
職場における対話のシーンと働きかけをマトリクスで提示
成長につながる対話は人によっても仕事によってもさまざまです。これを3つの働きかけ(信頼関係づくり、動機づけ・アサイン、振り返り・フィードバック)と3つのシーン(1対1、チーム場面、日常場面)に分けて考えます。
事前課題 |
・事前課題①「自分の成長プチ自慢」の用意 ・事前課題②成長支援行動チェックシート |
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1日目 |
■オリエンテーション ・事前課題①「プチ自慢」の共有 ・事前課題②成長支援行動チェックシートの共有 ■気づきセッション1:観察と対話映像 ・気づき合い ・成長スイッチの探索 ■部下との対話映像演習:インタビュー映像 ・気づき合い ・成長支援を妨げるクセ ・成長支援の3ステップ ■「信頼関係の構築」1on1場面 ・気づき合い ・1pointロープレ+解説 ■「動機づけ・アサイン」ミーティング場面 ・気づき合い ・1pointロープレ+解説 ■「振り返り・フィードバック」日常場面 ・気づき合い ・1pointロープレ+解説 ■まとめ:成長支援への小さな一歩 |