導入事例

コベルコシステム株式会社

事例詳細

テーマ ビジネススキル・知識の習得 / メンタルヘルス対策
対象 管理者 / リーダー・監督者 / 中堅社員 / 新人・若手社員

コベルコシステム株式会社

“お客様の経営に貢献するITサービス”を提供するコベルコシステム株式会社。同社は「自立した知的プロフェッショナル人財」の育成にeラーニングライブラリ®(以下、ライブラリ)を活用しています。同社のライブラリ活用法について、総務・人財部人事グループの永田稔氏、新田昌孝氏と、同部人事企画グループの仮家里美氏にお話を伺いました。

いつでも、どこでも、気軽に学べる学習環境づくり

貴社の人財育成の取り組みを教えてください。

仮家氏:当社が求める人財像は「自立した知的プロフェッショナル人財」です。ITのプロとして、同時にチームの一員として必要な知識やスキルを、自ら学んでいく人財です。総務・人財部は「技術、人間力、情熱溢れる人財で社内を埋め尽くす」というスローガンの下、人財育成に取り組んでいます。

そうした社員の教育はどのように行っていますか。

仮家氏:教育体系は、①階層別研修、②役割別研修、③共通研修、④戦略研修、⑤プロフェッショナル研修という5つのフレームで構成されています。今年から集合研修を減らし、eラーニングを本格的に活用し始めました。知識の習得はeラーニングで、集合研修はグループワーク等の実践的な学びと棲み分けをしています。eラーニングについては、ライブラリで一般的な知識を学習し、当社オリジナル開発の教材で専門的な知識を補うようにしています。一般的な知識がないと応用が効かなくなるため、この組み合わせは効果があると感じています。

JMAMのライブラリを選んでいただいたポイントを教えてください。

永田氏:コンテンツが豊富なことと、費用の面でリーズナブルなこと、社員にやらせてみたら評判がよかったこと等が理由です。また、お客様先企業に常駐する社員が増え、現在では約2~3割が常駐しているため、集合研修の開催が難しい状況になっています。そこでライブラリを活用し、自分に必要な知識を手軽に、いつでも、どこでも学ぶことができる環境を整えたいと考えました。

語学コースの修了率100% をめざす

必修コースは設けているのでしょうか。

新田氏:新入社員については『自分のためのメンタルヘルスケア基本コース』を必修としています。また、CS向上のために『経営品質入門コース』を全社員必修としています。必修コースについては、就業時間内での学習を認めています。

受講状況はいかがでしょうか。

新田氏:ライブラリの利用率は9割を超えています。必修コースについてはもちろん修了率100%ですが、それ以外の自由に選べるコースも高い修了率になっています。

仮家氏:戦略研修においては、グローバル対応が大きなテーマになっています。そこで当社独自でネイティブ教師による語学教室を開催しているのですが、集合するのはなかなか難しいのでライブラリの語学コースの受講も推奨しています。この受講は必修ではありませんが修了率100%をめざしています。

修了率アップの取り組みについて教えてください。

仮家氏:基本的には自主性を重んじているのですが、たとえば語学については、担当者から既に受講している社員に『eラーニング便り』というメルマガを送って、進捗状況の確認をしてもらっています。新入社員に対しては、担当者が個人のレベルに合わせて「君はTOEICのコースを受けてみたら?」「グロービッシュがお勧めだよ」等、直接声をかけています。

自ら学ぶ姿勢を継続する

学習環境について教えてください。

新田氏:一人一台のPC環境があるのですが、お客様先にPCを持ち込めない社員も多いので、その場合は自宅での学習を勧めています。通勤や移動時間が有効に使えるスマホ・タブレット対応のコースが増えてきているのは、非常にありがたいですね。

受講者の反応はいかがですか?

仮家氏:アニメーションが豊富で、よくある文字だけのeラーニング教材より学習を進めやすいようです。また、コース中で提示されるケースやシナリオが“そうそう”とうなづける内容なので、自然に学習に集中できるという声も聞きます。あとは、学習資料集(PDF)がダウンロードできるのもすごく役に立っていますね。

ライブラリを通して、どのような力を身に付けてほしいとお考えなのでしょうか。

永田氏:自分で目標を掲げ、専門性を高めていくこと、そしてそれを継続していく力です。

仮家氏:社員は現場で様々な状況に対応しなければなりません。会社から提供されたものを学ぶだけではなく、常に自分に何が必要かを考えて、自ら積極的に身に付けていってほしいですね。そのような社員を応援するために、会社としては「いつでも・どこでも・気軽に」学べる環境として、「eラーニングライブラリ®」の活用を促進していきたいと思います。

ありがとうございました。

プロフィール


会社名 コベルコシステム株式会社
URL http://www.kobelcosys.co.jp/
主要事業 1987年7月、設立。2002年からは日本IBMの資本参加をうけ、神戸製鋼所から受け継いだ「ものづくりと品質へのこだわり」と、日本IBMが持つ「イノベーションのノウハウ」が融合。コンサルティングから企画、設計、導入、運用、改善、保守までトータルでITソリューション/サービスを提供している。売上高341億円(2012年度)、従業員数1067人(2013年4月1日現在)。

掲載日 2013/07/05
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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