導入事例

前澤工業株式会社

事例詳細

テーマ ビジネススキル・知識の習得 / 学習する風土づくり
対象 管理者 / リーダー・監督者 / 中堅社員 / 新人・若手社員

前澤工業株式会社

上水道・下水道・環境機器製品、水処理システム等を開発・製造・販売し、「水のマエザワ」として知られる前澤工業。全社的にDXを推進する中で、2022年にITスキルの底上げを目指してJMAM eラーニングライブラリ®(以下、ライブラリ)を導入しました。JMAMが提供する教材のほか、ライブラリに自社オリジナル教材を掲載し部門独自の教育にも活用しています。今回は、同社の竹村 文弘氏、中町 和雄氏、金子 涼恵氏の3氏に、ライブラリ導入の経緯や活用法、今後の展望についてお話を伺いました。

活用ポイント!

DX推進の全社プロジェクトにライブラリを活用

オリジナル教材もライブラリに掲載し、いつでもどこでも学べる仕組みづくりに役立てる

複数部門でライブラリを利用、今後は学習ポータルとして重要な役割を担う

DX推進のためのICT教育にライブラリを導入

御社の人材育成の考え方について教えてください。

金子氏当社の経営理念である「水とともに躍進し 人間らしさを求め 社会に貢献できる魅力ある企業」に基づき、従業員に期待する行動、マインド、スキルを明確にして「自律型」、「使命感に徹する」、「創造と変革を為す」という3つの人材目標を策定しています。教育については、階層別研修、課題別研修、部門別教育、自己啓発として体系化しています。

eラーニングの導入を検討したきっかけは何だったのでしょうか。

竹村氏当社では、2021年からDX推進の取り組みを始めました。DX推進は全社を横断するプロジェクトですが、その展開にあたり基礎的なICT教育の必要性が出てきました。人事部は以前から研修のサブ・ツールとしてeラーニングの導入を考えていましたが、そこにICT教育をeラーニングで行いたいというプロジェクトの要望が加わり、導入を検討するに至りました。

JMAMのライブラリを選んだ理由を教えてください。

竹村氏豊富なコースラインアップやコストパフォーマンスの良さも魅力でしたが、自社で作成したオリジナル教材(以下オリジナル教材)もプラットフォーム上で学習できるという点が導入の決め手になりました。

中町氏私たちの仕事では、技術者だけでなく営業担当者にも個別の製品やシステムに関する知識が必要になります。従来は年に2回、全国の営業担当者を集め研修を行なっていたのですが、より効率的にやりたいと考えていました。そこに社内でのDX推進とeラーニング導入の話が持ち上がったので、その仕組みを私たちの部門の教育にも役立てることはできないかと相談しました。

竹村氏それを受けて各社のeラーニングサービスを「オリジナル教材を活用できるか」という点も含めて評価しましたが、その時期に、オリジナル教材を掲載できるという新機能の提案があり、ライブラリに決めました。

ライブラリのコンテンツとオリジナル教材を同時に活用

オリジナル教材について説明をお願いします。

中町氏私たちの部門では、設計や製品知識に関するオリジナル教材を使い教育を行っています。教材のベースはこれまで部門内で使用していたPowerPointの資料をベースに講義の音声を付けたものです。それらをライブラリに掲載し、社員それぞれのタイミングで必要なときに学んでいます。また、教材に関するアンケートとテストも教材同様、ライブラリ上で実施しています。

竹村氏私たちはDX推進に向けたICT教育の基礎として、ライブラリ内のPCスキルに関するコースと、TeamsやOutlookに関するオリジナル教材を組み合わせてセットにし、活用しています。

受講対象について教えてください。

竹村氏ライブラリを導入した当初は、各部門の「IT推進委員」というIT担当者に受講してもらいました。DX推進の核となる人材を育成する狙いです。次に、令和4年11月から、受講対象者を全社員に拡大しました。

今後の方向性について教えてください。

竹村氏DX推進は令和5年度までの中期経営計画の中で取り組みますので、今年度は基礎的な教育を実施し、来年度以降はより応用的な教育を実施していく予定です。

中町氏主要な製品に関するオリジナル教材についても3年ぐらいかけて揃え、学習の仕組みを整えていきたいと思っています。

金子氏新入社員研修では、集合研修の後に仕事の基礎やコミュニケーションに関するライブラリのコースを復習として受講しました。また、半年後のフォロー研修では時間管理やレジリエンスといったテーマのコースを事前課題としました。今後、他の研修でも、知識面は主にライブラリを活用し、集合研修では討議を中心に集合形式でしかできないことに集中したいと考えています。

ありがとうございました。

(取材日:2022年11月29日)※本事例の社名や内容等は、すべて取材当時のものです。

プロフィール


会社名 前澤工業株式会社
URL https://www.maezawa.co.jp/
主要事業 昭和12年創業、上下水道用バルブ・ゲートの設計・製造・据付、上下水道用機器・水処理装置製造、バイオガスプラント建設など“水と環境”に関わる分野で事業を展開。
本社:埼玉県川口市、資本金:52億3,371万円、従業員数:723名、事業所:国内15、海外1、東証スタンダード市場上場、子会社:(株)前澤エンジニアリングサービス(令和4年5月31日現在)

掲載日 2023/02/06
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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