導入事例

キユーピー株式会社様

事例詳細

テーマ ビジネススキル・知識の習得
対象 その他

キユーピー株式会社

世界の食と健康に貢献するグループをめざしているキユーピー。同社は全国の工場勤務者に平等に学習機会を提供するため、eラーニングライブラリ®(以下、ライブラリ)を導入しています。今回、同社生産本部 人材育成企画チームの川戸理美氏、真鍋沙織氏にライブラリの活用法についてお話を伺いました。

活用ポイント!

全国の工場で働く社員に学ぶ機会を平等に提供

入社後3年間教育で学習の道筋をつける

受講状況をオープンにして受講者の頑張りを“見える化”

平等な教育機会の提供に最適

人材育成について、貴社の考え方を教えてください。

川戸氏キユーピーグループは、「おいしさ・やさしさ・ユニークさ」で世界の食と健康に貢献したいと考えています。
そのためには全従業員が思いをもって困難に立ち向かい、成長していく必要があります。困難に立ち向かうには知識や知恵が必要ですから、それらを身につける教育は非常に重要だと考えています。

真鍋氏当社では、人事部門で人事制度と連動した教育を、生産本部では専門性を高める教育を実施しています。 また、生産本部におけるものづくり人材育成は、ベースとしての基礎学習があり、その上にキャリア別教育を行うというのが全体像です。

その中でのeラーニングの関わり方と導入理由を教えてください。

川戸氏eラーニングや生産マイスターなどの通信教育は、ものづくり人材育成のベースとなる基礎学習として取り入れています。導入理由は、全国の工場で働く人に学習の機会を平等に提供できるツールとしてeラーニングや通信教育が最適だと考えたためです。

生産部門での教育に全コースライブラリを取り入れた理由は?

川戸氏技術系のカリキュラムが充実していることと、教材の品質が高く、他社と比べてもコストパフォーマンスに優れていたからです。また、生産部門においてもマネジメントやビジネススキルを学習できる仕掛けが大事だと考え、全コースライブラリを導入しました。

入社後3年間の学習の道筋を示す

継続のポイントは?

川戸氏入社後3年間の教育にもライブラリを活用しています。1年目、2年目、3年目それぞれに学ぶべきコースを設けて、学習の道筋を示しています。このように体系的な人材育成に取り組んでいますので、継続は重要だと考えています。

その他の活用法について教えてください。

真鍋氏手あげ式で募集し、学習意欲のある人に応える仕組みにしています。また、選抜研修では、研修の事前課題として、ライブラリの受講を義務づけています。

受講者の頑張りを“見える化”

受講管理はどのように行っていますか?

真鍋氏特に推奨コースは、学習をサポートする仕組みがないとなかなか進まないので、受講状況やテストの成績データを社内のイントラに公開し、“見える化”しています。狙いとしては、受講者が頑張っていることを多くの人に知ってもらうこと、他の受講者と比べることでさらに自分自身を高めてほしいためです。また、データは上司もチェックしていますので、部下指導にも活用しています。

受講促進のアナウンスはどのように行っていますか?

真鍋氏週に1回メルマガを配信しています。何を受講したらよいかわからない人のために人気コースランキングを掲載したり、受講者のインタビューを紹介したりしています。

川戸氏実際、メルマガを配信すると受講申込が増えますね。また、定期的に配信することで、「私は何を学習すればいいですか?」という質問も以前に比べて減ってきているようです。

真鍋氏あとは配信のタイミングに気をつけています。受ける側の目線を忘れずに、どのタイミングでどんな情報があれば効果的かを考えています。

ライブラリを導入した効果を感じたことがあれば教えてください。

川戸氏アクセス時間を見ると、休憩時間や退社前の時間を上手に使って学習をしている人が多いようです。実務以外のところでも、“学ぶ習慣”ができてきていると感じています。

ありがとうございました。

プロフィール


会社名 キユーピー株式会社
URL http://www.kewpie.co.jp/
主要事業 1919年、食品工業(株)として設立。1925年、キユーピーマヨネーズの製造を開始。1957年に社名をキユーピー株式会社に変更。現在では世界中に44事業所、グループ会社55社を持つグローバル企業となっている。資本金241億400万円、売上高5,781億9,200万円(連結、2015年度)、従業員数13,478人(連結、2015年11月末現在)

掲載日 2016/09/02
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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