導入事例

株式会社うおいち様

事例詳細

テーマ ビジネススキル・知識の習得
対象 その他

株式会社うおいち

大阪市中央卸売市場を中心に近畿圏で水産物卸売事業を営む、うおいち。同社はJMAM eラーニングライブラリ®(以下、ライブラリ)を導入し、全従業員を対象に必修コースを設けて運用しています。今回、同社総務部人事課課長の伊藤一彦氏に、ライブラリの活用法についてお話を伺いました。

活用ポイント!

従業員の勤務時間が異なるため、eラーニングで教育機会を平等に提供

全従業員共通コースと、階層別に必修コースを設定

合格点を独自に定め、教育効果を測定

異なる勤務時間に対応

貴社が求める人材像と育成について教えてください。

伊藤氏当社が求める人材は「考えて働く人、行動する人」です。具体的には、先輩やお客様から頼まれた仕事を、自分なりに目標を立てて取り組める人材です。
人材育成については、自己啓発として通信教育を20年間続けています。また、階層別の教育として集合研修を過去5年間行っていました。

eラーニング導入のきっかけは?

伊藤氏当社では、職種により早朝や深夜が勤務時間となります。そのため全員を集めるのが難しいことと、深夜の仕事明けに研修を行っても集中力が維持できないという問題がありました。そこで2013年にビデオ学習を取り入れたのですが、どの程度身についたのか分かりにくいという新たな問題があり、eラーニングを検討しました。

ライブラリを選んだ理由を教えてください。

伊藤氏2015年にライブラリを導入したのですが、コースが充実していること、テストで理解度を図れること、それとコストパフォーマンスの面で優れているためです。

独自の合格ラインを設定

受講対象者について教えてください。

伊藤氏全従業員と役員が対象です。共通の必修3コースと初級社員から役員までの階層別に必修コースを設定しています。

運営上での工夫点があれば教えてください。

伊藤氏当社では独自に80点以上を合格ラインとしています。これまで導入した教育手法では効果測定が課題でしたが、ライブラリでは数値化された結果が出ます。80点以上を取れば基本的な知識は身についたとし、教育上の効果としています。

学習環境について教えて下さい。

伊藤氏自宅での学習も認めていますし、スマートフォンやタブレットを使って通勤や隙間時間を使っての学習も認めています。
また、通常業務後に学習をすれば、残業対象にしています。業務としてきちんと知識を身につけてもらうためです。

利用率、修了率はどのくらいですか。

伊藤氏利用率、修了率ともに99.5%です。平均学習時間は、1コース約1時間のようです。受講期間は8か月間としました。

アナウンスはどのように行っていますか。

伊藤氏開講などの告知は社内メールで行っています。また、2カ月に一度、各支社長、部長に実績報告を行い、進捗状況などを見ながら部下指導に役立ててもらいました。

評価との連動が課題

受講者の感想はいかがでしょうか。

伊藤氏マイナンバーやコンプライアンスについての理解が進んだという声が上がっています。役員会の場でも、進捗や点数について話題になったようです。

今後の課題があれば教えてください。

現在、修了実績は評価と連動していませんが、それをどうするかが今後の課題です。また、階層別教育を充実させていく中で、eラーニングと集合研修の連動も考えています。

ありがとうございました。

プロフィール


会社名 株式会社うおいち
URL http://www.uoichi.co.jp
主要事業 1946年、大阪市中央卸売市場内で株式会社大魚組として創業。1948年に大阪魚市場株式会社に社名変更。 2006年、会社分割によりOUGホールディングス株式会社を親会社として、新たに大阪魚市場株式会社を設立。 2007年、和歌山魚類株式会社、滋賀県魚市場株式の会社と統合し、株式会社うおいちに社名変更。 資本金20億円、売上高2045億9800万円、従業員数580名(2016年3月31日現在)

掲載日 2016/07/28
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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