導入事例

社員の能力開発や学ぶ風土づくりに
積極的に取り組む企業を取材しました

株式会社不二家

マネジメント・ビュッフェの導入で 継続的・自主的に学べるしくみを構築。 厚みのある管理職層の形成めざす

株式会社不二家では、管理職層へ向けて幅広い学びを提供するためマネジメント・ビュッフェを導入。 導入の経緯や効果について、人材育成担当者の福住卓也氏に聞いた。

総務人事本部 人事部 課長
福住 卓也
株式会社不二家
会社名
株式会社不二家
プロフィール
設立 1910年11月16日
本社所在地 東京都文京区大塚2-15-6オーク音羽ビル

管理職層の共通言語化をめざす

株式会社不二家
総務人事本部 人事部 課長
福住卓也氏

―マネジメント・ビュッフェを導入された経緯を教えてください。
福住氏:
弊社では、「自分たちで研鑽し、努力すること」を人材育成の方針として掲げています。特に管理職・マネジメント層の社員は、会社の理念や方針をメンバーに落とし込んでいくという重要な役割がありますから、幅広い学びが必要です。しかし、これまで、管理職に昇進したタイミングでの研修後は、継続的な学習のしくみがありませんでした。そこで、マネジメント・ビュッフェを導入し、継続的・自主的に学べるしくみを整備したのです。
―管理職全員が受講されているのでしょうか?
福住氏:
必須ではありませんが、職制を通じて強く受講を促したこともあり、ほぼ全員が受講しています。また管理職に就く手前の、これから昇格試験を受ける人たちに対しては、受験前までに一部の講座を修了させることを受験の必須要件とするとともに、1年間を通じて全テーマを学習するよう働きかけています。そうすれば、将来の管理職も含めて皆がマネジメント・ビュッフェを使って学び、共通した知識を持つことになります。つまり、そこで培った知識・ノウハウが会社全体としての共通言語、認識になっていくことを期待しています。

学びごたえのある骨太な教材

―全39テーマの受講を達成した人がいるそうですが?
福住氏:
そうですね。すでに達成している社員が25 名います。今後は、受講が終わった人同士のアウトプットとしての話し合いの場や意見交換の場をつくりたいと考えています。受講者同士のコミュニケーションにつながるし、互いの考えを共有することで新たな学びも生まれるのではないかと思います。受講し終わったら終了ではなく、学んだことを仕事に活かしたり、自分の成長につなげたりしてほしいですね。それが会社の成長発展にもつながると考えています。
私自身も受講しているのですが、マネジメント・ビュッフェは記述式や考えさせる問題、テキストを読まないと答えられない問題などが多く、かなり骨太な教材という印象を持っています。スマホでも学習できるので、スキマ時間を利用して学べるメリットも感じました。

個人の学習状況を管理、計画的な学習をサポート

―受講者に対してどのようなサポートをされていますか。
福住氏:
月に1回、経営層が入る会議で、受講している社員の状況を報告しています。弊社では、申し込んでくる社員たちは学ぶ意欲のある人たちです。だから強制する必要はあまりないと思っていますが、学習の進捗状況は定期的に確認して、全員が修了してもらえるようにサポートしています。
管理サイトの情報を基にして、学習の状況を部署ごとに集計できるよう表にまとめています。工場ごとや部署ごとの進捗状況も、一目で確認することができます。ビュッフェの学習状況の確認は、私自身のタスクとして毎週行っているので、誰よりも見ていると思いますよ(笑)。
また受講が遅れ気味の人には、例えば「1月開講なら、順調に進んでいれば“○○講座”まで終わっているペースです」といったメッセージを送るようにしています。そうした目安が分かるだけでも、学習に取り組む意識は変わりますよね。学びをしっかりと定着させるためにも、計画的に進めてもらうためにも必要なサポートととらえています。
―マネジメント・ビュッフェへの要望等があればお聞かせください。
福住氏:
受講後も実際の仕事の場面で役立つような簡単なケーススタディや確認問題があるといいですね。また、グラフなどを使って管理画面で自分の進み具合や達成状況が見える化できると、さらにやる気が出るのではないでしょうか。
―ありがとうございました。

※本事例の社名や内容等は、すべて取材当時のものです。

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