
キャリア自律支援
個と組織が“共鳴”し合う
キャリア自律の仕組みづくり
ABOUTJMAMのキャリア自律支援について
「キャリアは会社が用意するもの」から「自ら描き、行動するもの」へ。
JMAMでは、変化の時代に対応するために、キャリア開発を“自分ごと”として捉える体系的な支援に注力しています。
「自分らしさ」を起点に考える
キャリア開発支援

ライフキャリアを含めた価値観・動機・経験などを整理し、自律的キャリア形成の土台を育む段階的な「キャリア自律支援プログラム」を用意しています。
現場での対話と定着を
重視した設計

キャリア形成を“個人の問題”ではなく“組織との関係性”として捉え、上司との1on1やキャリア面談と連動した設計で、職場での対話と行動定着を促進します。
行動と成果の「見える化」に
よる実効性の担保

自己理解や行動傾向を診断ツールで可視化し、本人の振り返りや上司からのフィードバックを通じて、個人と組織双方の視点から進捗と課題を明確にします。
CASE STUDYキャリア自律支援に関する
導入事例
社員の主体性を高め、組織のエンゲージメント向上や人事戦略の実現にも寄与する「キャリア自律支援」。
ここでは、各企業それぞれの課題や研修の実施内容、成果などをご紹介します。
01 JMAMが考えるキャリア自律支援の変化
キャリア支援のあり方は、時代とともに大きく変化しています。
「個人がいかに成功するか(第1世代)」「組織や職業への埋め込み(第2世代)」を経て、1990年代以降は“個人”に焦点を当てたキャリア理論(第3世代)が主流となってきました。そして今、注目されているのが、個人の独自性を尊重しながらも、組織との有機的なつながりの中で、長期的な幸福と生産性を両立する新しいキャリア理論(第4世代:サステナブルキャリア)です。JMAMではこの考え方を基盤に、キャリア自律支援を「個と組織を切り離す」ものではなく、「有機的につなぐ」ものとしてとして再定義し、支援プログラムを設計しています。
キャリア理論の変遷

図版引用:Learning Design/2024年1-2月号[エージェンシーを発揮して長期的に幸せになる第4世代のキャリア理論]より(一部改変)
02 これからのキャリア自律支援とは
「サステナブルキャリア」や「キャリアブレイク」といった考え方が広がるなか、キャリアは“役職や職務の延長”ではなく、“人生全体のプロセス”として捉え直されつつあります。
働き方や生き方が多様化する今、キャリア自律支援は「制度」や「研修」にとどまらず、個人の価値観や経験、変化する環境との関係性を踏まえた、より柔軟で実践的な支援へと進化していくことが求められています。
今後のキャリア支援には、以下のような要素が求められます。
一律ではなく“個別最適”な支援設計
年齢や等級で一括りにするのではなく、社員一人ひとりの価値観・キャリア観・経験ステージに応じたアプローチが必要です。画一的なキャリアプランではなく、自分に合った選択肢や継続的な学習環境を用意することが重要です。
ライフキャリアを含む“長期視点”の支援
キャリアは「今の職場でどう働くか」だけではなく、人生100年時代を見据えた「ライフキャリア全体」の支援が求められます。育児・介護・地域活動なども含め、個人の多様なライフイベントを尊重した、持続可能なキャリア形成を前提としたプログラムが重要です。
“内発的動機づけ”を通じた「教える」ではなく、「引き出す」支援
「会社に言われたから」ではなく、自分の意思でキャリアを描き、行動する力を育むことが、これからの人材育成の鍵となります。そのためには、自己理解を深める診断や対話、意味づけを促すワークショップやリフレクションなど、自分自身の“納得感”から動き出す仕掛けづくりが重要です。
03 キャリア自律にむけて求められる意識や能力
これまでのキャリアは、会社や制度が用意した指針を着実に歩むことが前提とされてきました。しかし、価値観や働き方が多様化し、変化のスピードが加速する今、キャリアは“自ら考え、選び、行動していくもの”へと変わりつつあります。これからの時代に必要なのは、与えられた選択肢をこなす力ではなく、自分らしいキャリアを主体的に築いていく力であり、従業員一人ひとりも意識や能力を高める必要があります。
カテゴリ | これまで | これから |
---|---|---|
キャリアの捉え方 | 組織が決めたルートを進む | 自分らしさ(価値観・強み)を起点に考える |
判断の軸 | 昇進・年次・制度に従う | 「自分は何を大切にしたいか」を軸に動く |
視野 | 現在の役割や仕事中心に考える | ライフキャリア全体を視野に入れて考える |
行動の動機 | 指示を受けて動く | 自ら学び、選び、試しながら行動する |
組織との関係性 | 組織の期待に合わせる・委ねる | 組織と対話し、ともにキャリアを築く姿勢を持つ |
成長への向き合い方 | 与えられた研修を機会に考える | 自分に必要な学びを自ら選び、続ける |
04
キャリア自律に関する
サービス紹介
「自分らしさ」を起点に考えるキャリア開発支援
ライフキャリアを含めた価値観・動機・経験などを整理し、自律的キャリア形成の土台を育む段階的な「キャリア自律支援プログラム」を用意しています
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研修
自分らしいキャリアを描き一歩を踏み出す詳しくはこちらキャリア自律支援プログラム
ワークショップとキャリアカウンセリング面談をつうじて「行動」を促す
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- 自律的にキャリアマネジメントをするための一連のプロセスを体験
- 専門家との開発的キャリアカウンセリング面談
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研修
女性活躍推進詳しくはこちらキャリア開発支援プログラム
早期キャリア教育により、女性社員の働く価値観・覚悟を醸成する
- POINT
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- 女性を取り巻く環境・制度の現状を理解する
- 自身の価値観を掘り下げ、自分らしいキャリアビジョンを描く
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研修
期待されている役割を再認識する詳しくはこちら組織の中で活躍するシニア研修
期待される役割を再認識し、自身の価値観を理解しながら仕事への向き合い方を見直す
- POINT
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- 社会的スキル診断で客観的に自身を把握する
- 業務の棚卸とともに、仕事に対する認知・行動を自ら主体的に見直す
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研修
自分のキャリアに責任がもてる詳しくはこちらキャリアスコープ
20代前半の若手社員が、自身の職務能力と志向を把握し、キャリアの方向を考える
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- 自らキャリア開発を志向する自律意識を醸成する
- 入社から現在までを振り返り、自分の職務能力と志向を把握する
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研修
キャリアの確立に向け、強い意思を新たにする詳しくはこちらキャリアグローアップコース
30代前半の中堅社員が、入社後10年間で育んだ価値観やスキルを整理しながらキャリアビジョンを形成する
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- 自己理解を深めつつ組織とベクトルを共有し方向性を考える
- 自律型人材として「その道のプロ」につながるキャリアプランを描く
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研修
キャリアの中間点において強い意思を新たにする詳しくはこちらキャリアバリューアップコース
仕事人生に対して意欲や葛藤が混在しがちな30代後半~40代にむけ、キャリア資産の棚卸と今後のビジョンを構築していく
- POINT
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- 後半キャリアの作り方や意識しておくべき事柄を理解する
- 自己理解を深め、次のステップにおけるジョブマッチングを描く
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研修
10年後を見据え、新たなキャリアプランを描く詳しくはこちらプロアクティブキャリアコース
50歳代が、60歳以降の働き方と組織貢献フィールドを検討し、セカンドキャリアを含めた長・短期のキャリアを描く
- POINT
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- 50代以降のキャリアに関する当事者意識と健全な危機感を醸成する
- セカンドキャリアを含めた選択肢の検討や確認をする
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研修
60歳以降も活躍する決意と行動を明確にする詳しくはこちらアドバンスキャリアコース
シニア人材として、自身のキャリア資産の点検やマネープラン再構築の必要性を理解する
- POINT
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- 60歳以降も活躍する決意と行動を明確にする
- キャリア資産の点検やマネー・キャリアプラン再構築の必要性を理解する
現場での対話と定着を重視した設計
キャリア形成を“個人の問題”ではなく“組織との関係性”として捉え、上司との1on1やキャリア面談と連動した設計で、職場での対話と行動定着を促進します。
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研修
「キャリアマネジメント® 」という考え方詳しくはこちら部下のキャリア開発支援研修
組織成果の達成に向け、部下とキャリアビジョンを共有し共に成長する管理者になるための手法を学ぶ
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- リアルな部下のケースや面談演習により理解を深める
- 診断により自己のコミュニケーション上の強みや改善点を整理
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1on1ツール
AI解析で1on1の質を劇的に変える詳しくはこちらKizuna Navi
最先端のAI技術を活用し、1on1ミーティングの質を向上させる
- POINT
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- 1on1の映像や音声データをAIが解析し、課題や改善点が明らかに
- 準備や記録の手間が省けマネジャーの負担を軽減
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面談サービス
キャリアコンサルティング面談サービス詳しくはこちらknotter(ノッター)
キャリアコンサルタントとの面談を通し、内省と自己理解を深め、自分らしいキャリア観の醸成につなげる
- POINT
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- 自分に合うキャリアカウンセラーを選択できる
- キャリア研修と組み合わせ効果的なフォローに
行動と成果の「見える化」による実効性の担保
自己理解や行動傾向を診断ツールで可視化し、本人の振り返りや上司からのフィードバックを通じて、個人と組織双方の視点から進捗と課題を明確にします。
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アセスメント
キャリアコンサルティング面談サービス詳しくはこちらTAS診断
対人関係能力の向上を図るため、行動・対人関係面での特性を明らかにする診断
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- 4つの分析の視点からセルフコントロールを促す
- 気づきを深め行動変容をサポートするラーニングガイド
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アセスメント
新人・若手社員のための360度フィードバック詳しくはこちらNAVI360 Basic
日頃の基本行動が周囲にどのように受け止められているかを、本人および周囲からの情報をもとに客観的に把握する
- POINT
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- 気づきをもとに、具体的な基本行動の定着を促進
- 他社一般平均との比較/教育課題の把握が可能
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アセスメント
中堅社員のための360度フィードバック詳しくはこちらNAVI360 Basic
職場の中核を担う戦力として自分の行動が周囲にどのように受け止められているかを客観的に把握する
- POINT
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- 高業績者をモデルに作成したアンケートの質問項目
- 他社一般平均との比較/教育課題の把握が可能
05 コラム
キャリア自律支援に関連するテーマの解説コラムをご紹介します。貴社の育成施策の参考としてご活用ください。
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キャリアブレイクとは?企業が導入するメリット・デメリットも解説
近年、日本企業においても「キャリアブレイク」への関心が高まっています。まだ制度として十分に整備されているとは言えないものの、導入を検討する企業も増えているようです。今回は、キャリアブレイクの意味や注目されている背景、導入する際の注意点などを詳しく解説します。
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ガラスの天井とは?根本的な原因と有効な人事施策を紹介
「ガラスの天井」という言葉は、主に女性の社会的地位の向上や昇進の妨げとなる、見えない障壁を指す表現として広く知られています。女性の社会進出は進んでいるものの、いまだ多くの企業・業界にガラスの天井は存在するといわれています。ガラスの天井を打破することは、企業のROE(自己資本利益率)を高めることや、人材不足を解消する上で重要です。今回は、ガラスの天井の基本的な概念や原因、解消するための有効な施策について紹介します。
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人事のキャリアパスについて、具体的な事例を交えわかりやすく解説!
本記事では、人事のキャリアパスについて解説します。働き方が多様化するなかで、今後どのようにキャリアアップを図り、自身の成長につなげていくかお悩みの方も多いでしょう。キャリアパスの具体的な事例もご紹介していますのでぜひ参考にしてみてください。