用語辞典

か行

キャリア研修

かつて「キャリア」は、「一部エリートの出世コース」のように考えられていたが、現在ではビジネスパーソンの「仕事人生」全般といった広い意味でとらえられている。したがって「キャリアデザイン」「キャリア形成」といった場合、企業側の従業員に対するニーズを満たすと同時に、社員自身の自立的な仕事人生を形成することを意味する。「キャリア研修」とは、このような仕事人生の形成を後押しするための研修であり、社員のモチベーション向上や、企業に対する信頼感やエンゲージメントを強める狙いもある。  受講者の年齢によってキャリア研修の目的は異なり、若手世代に対しては、自分なりの仕事観を確立して能動的にキャリア形成にかかわることを、中堅世代に対しては、充実した成熟期を迎えるために必要な能力開発や方向修正等を支援する。シニア世代には、セカンドキャリア形成支援をすることになる。この時、シニア世代には正社員以外の雇用形態も含む転職、出向等を勧めることも重要なテーマである。  1990年代後半から2000年代前半のシニア向けキャリア研修では、待遇向上が望めないことや「会社は全員の面倒をみられるわけではない」ことを認識させようとしていた感がある。2000年代後半になると従業員の意識変化、年金制度への不安などを背景に、中高年層の再就職市場も拡大傾向にあることから、積極的なセカンドキャリア形成支援へのニーズが高まっている。

用語を探す