2022年度『全能連マネジメント・アワード』W受賞
「職場ぐるみOJT研修」 が全能連マネジメント大賞受賞!
理念共鳴研修 「礎(Ishizue)」はインストラクター・オブ・ザ・イヤー受賞
ニュースリリース
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張 士洛、東京都中央区、以下JMAM[ジェイマム])が提供する研修プログラム「職場ぐるみOJT研修」が、2022年度『全能連マネジメント・アワード』で最優秀賞である全能連マネジメント大賞を受賞しました。また同時に、個と組織の共鳴を目指した理念共鳴研修「礎(Ishizue)」が、同アワードでインストラクター・オブ・ザ・イヤーを受賞し、栄えあるW受賞となりました。
■全能連「マネジメント・アワード」とは
全日本能率連盟(全能連:AFMO)が主催する『全能連マネジメント・アワード』は、
* 経営・マネジメントに関する革新的・先進的な支援活動を行っている方
* 実践理論の研究者
* 組織・人材の能力や活力を引き出す実践者の方々
等にスポットを当て、厳正な審査により優れた活動・研究を表彰する制度です。
「全能連マネジメント・アワード」公式サイト
https://www.zen-noh-ren.or.jp/management_award/about/
全能連マネジメント大賞:職場ぐるみOJT研修
【JMAMの『職場ぐるみOJT』について】
JMAMは、通常のマンツーマン型OJT研修も充実しておりますが、本プログラムはそのようなOJT研修とは一線を画します。複数の部下を抱える管理者に、職場ぐるみOJTを考え抜いていただき、職場全員の関わり方を明確にしていく研修です。右図が職場ぐるみOJTの全体像です。
ポイントは以下3つ。
①OJTに複数の上司。先輩がかかわること
②より高い水準で仕事ができるよう、指導者同士で刺激し合う
③メンバーが成長を補完(共育・共進)しあう職場体質をつくる
■研修の特徴とカリキュラム
■部下の能力を客観的に分析する
職場ぐるみOJT全体像を描くため、部下を印象評価するのではなく、「蓄積志向」「達成志向」「粘り強さ」「瞬発性」の4つの観点から設問に回答することで診断します。
これにより、「何となく」捉えていた部下の特性を、ランクの高い順にJ1、J2、J3、J4のエリアで数値化し、分類することができます。
それを下のような「Jチャート図」に落とし込みます。
すると、誰が誰に指導していけばよいのか、視覚的に捉えることができます。
■アクションラーニング型での展開
職場ぐるみOJT研修は2日間の研修ですが、描いた構想を実現してこそ初めて、我々の使命は果たせるものと考えています。したがって、研修はあくまでスタートとし、職場ぐるみOJT教育の浸透、修正、進化を一貫して見据えたアクションラーニングを目指しています。以下は実際のご提案の一例。
■受賞コメント
この度は、栄えある賞をいただき誠にありがとうございます。受賞の連絡をいただいた際には研修中でしたが、手が震えました。
私たちは2020年4月、世間がコロナ禍に見舞われた際に『OJT研究会』として発足し、<オンライン版>OJTリーダー研修の開発や、今回受賞した『職場ぐるみOJT研修』のブラッシュアップを行ってまいりました。
OJTに関しての知見を深めていく過程の中で、「もはやOJTは死語なのか?」といった思いも交錯しましたが、今回大賞を受賞することができ、OJTの必要性や可能性を世に訴えることができたと感じております。そして当研究会においての活動が認められ、日の目を浴びることになり、大変うれしく感じております。
我々が提唱している『職場ぐるみOJT』は、実は1980年代に某企業様と当社にて共同開発したプログラムです。それが時代を経て形を変えながら受け継がれてきました。JMAMのOBが残した遺産を活用し、そこから様々な改良を加えて現代風にアレンジをしております。ぜひ多くの企業様に当研修の魅力を知っていただき、職場ぐるみOJTで世の中の悩める管理者に寄り添うことができれば、これほどの幸せはございません。
<受賞者> 瀬川真吾、田崎洋、末吉輝彦、小美濃とも子
インストラクター・オブ・ザ・イヤー:理念共鳴研修「礎(Ishizue)」
【JMAMの理念共鳴研修「礎(Ishizue)」について】
■理念「浸透」の時代から理念「共鳴」の時代へ
これまでは組織の思いである理念を伝えていき、どのようにその理念に基づく行動をとるのか、というアプローチでしたが、礎(Ishizue)プログラムでは、まず、「個」(自分)からスタートすることを重視しています。そして、思いをもって働く、「現場の姿」に焦点を当てました。
自分の仕事を振り返り、「自分はどのような思い・価値観を抱いて仕事をしているのか、していきたいのか」「どのような誇りを抱いて仕事をしているのか」を伝え合います。そして、自分が選んだ「組織はどのような思い・価値観を抱いて価値を生み出そうとしているのか」を語り合う中から、言葉や行動のその先にある見えない思いに「共感」しあっていく場を生み出していきます。自分の思いと組織の思いを対話し、共感し続けるIshizueサイクルを回し続けるからこそ、共鳴が生まれていきます。
三現主義を重視した「礎(Ishizue)」プログラムは、プログラム設計や講師・ファシリテーター、教材・モデルといった3つの工夫を重ねて提供しています。研究を通じて生み出された「理念共鳴サイクル」モデルはシンプルですが、今回の受賞で意味あるメッセージであることを感じ、誇りを抱くことができました。今後の日本の組織経営において、礎(Ishizue)・理念共鳴が一つでもご参考になることがございましたら幸いです。
■Ishizue:礎(理念共鳴)プログラム
現場での期待や働く姿は、階層によって多様です。そこで個を重視する礎(Ishizue)は、組織の思いや階層に合わせて、カスタマイズしながらプログラムを提供しています。
【Ishizue:礎(理念共鳴)プログラム 階層別カスタマイズ・コンセプト】
■受賞コメント
この度は、講師コンサルタントとして、三現主義(現場、現物、現実)を重視し、理念に共鳴しつづける組織経営に焦点をあてた研究に対し、賞をいただきましたこと、心から感謝しております。うれしい思いをプロジェクトチームで分かち合っています。
また、本研究においては、理念共鳴で優れた成果を出されている企業の理念共鳴ご担当者様・関係者様のご協力を多々いただきました。改めてご協力いただいた皆様にお礼申し上げます。
変化が激しく、答えが一つではない時代において、個々の持ち味や強みを活かしながら、一つのチームとして軸をもって協働していくことはとても重要です。一方、多様性の高まりから、軸を作ろうとして、上意下達(一方的)に理念を「浸透」させていこうとしてもメンバーには響きません。私たちプロジェクトチームは、そのような問題意識から、2015年新たな時代の理念のあり方の研究を始めました。そこで生まれたのが、理念「共鳴」(「礎(Ishizue)」)プログラムです。
個と組織がそれぞれの思いや価値観を押し付け合って「受け入れて」「わかって」と伝えるだけでは、共鳴は生まれません。理念共鳴「礎」は、なぜ自分は、そして、組織は、こういう思いや価値観を抱いて仕事をするのかを語り合い、共感していくプロセスに焦点をあてています。
<受賞者> 渡辺京子、田崎洋、末吉輝彦、金子美香
本件に関するお問合せ先
【報道関係 お問合せ先】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
E-mail: PR@jmam.co.jp