本研修は、「自律型人材」育成のための、管理職・OJT担当者向けフィードバック研修です。効果的に部下の成長を支援する「フィードバック」の技術を学びます。「ポジティブ(承認)」と「ネガティブ(改善)」の両方のフィードバックを交え、部下の成長を促進し、感謝・称賛の信頼関係を基盤とした、組織の「フィードバック文化」醸成も図る研修です。
- 対象者
- 管理職・OJT担当者
- 日数
- 1日間
- テーマ
- マネジメント/コミュニケーション/コーチング
- 最適定員
- 20名
- 実施形態
- 対面型/オンライン型
- コード
- FEB
概要
本研修は、管理職・リーダーを対象に、部下の自律的成長を促すフィードバック技術を体系的に習得するものです。心理的安全性を築く承認(ポジティブFB)だけでなく、改善を促す(ギャップFB)方法について、学んでいただきます。さらに、相手の内省を促す「問いかけ」の技術や、指導者自身に求められる「コーチャビリティ(受け取る力)」も探求。理論とロールプレイを通じて、現場での実践力を高めます。
ねらい
自律型人材の育成と学習する組織の風土づくり
・ 管理者による適切なフィードバックにより、若手の育成を強力にすすめたい
・ 個人・組織をよりよくする、フィードバックの文化を根付かせたい
・ フィードバックを”ギフト”と捉えられる組織文化を醸成したい
期待成果
学習のゴール
・承認と改善、双方のフィードバックを実践できる
・問いかけにより、相手の内省と気づきを促せる
・明日から実践する行動計画を策定する
特長
「ポジティブ」と「ギャップ」のバランス
多くの管理職が苦手とする「ギャップフィードバック(改善促進)」だけでなく、見過ごされがちな「ポジティブフィードバック(承認・賞賛)」の技術も同様に学んでいただきます。部下の成長と自走化につながるような、フィードバックや問いの与え方について、研修では考え、実践プランをアウトプットいただきます。
「与える側」と「受ける側」の双方向性
フィードバックを「与える」スキルだけでなく、フィードバックを「受け取る」側の姿勢、すなわち「コーチャビリティ(フィードバック受容力)」についても学んでいただきます。これは部下指導だけでなく、リーダー自身が部下からの意見を受け止める姿勢にも直結し、組織全体の心理的安全性を高める効果があります。また、部下の方々のコーチャビリティを高めるプログラムもあり、あわせて実施いただくと効果的です。
「感謝・称賛」プログラムとの連動
本プログラムは感謝称賛研修のネクストステップとして位置づけられています。感謝・称賛で「関係性の質」を向上させ、フィードバック文化の醸成により、建設的な対話文化による”学習する組織”の誕生につなげていきます。
| 1日目 |
オリエンテーション 1.成長を支援するフィードバックの基本 (1)フィードバックで目指す強い組織 (2)管理職・指導者が苦手な“フィードバック” (3)フィードバックの基本概念 (4)SBIモデル 【ワーク】フィードバック実践度・スタイルのセルフチェック 2.ポジティブフィードバック(承認・賞賛) 【ワーク】ポジティブフィードバック実践度のセルフチェック (1)ポジティブフィードバックの基本 (2)ポジティブフィードバックの目的と効果 (3)ポジティブフィードバック実践 【ロールプレイ】ケースをもとにフィードバックを実践 3.ギャップフィードバック(改善促進) 【ワーク】ギャップフィードバック実践度のセルフチェック (1)ギャップフィードバックを行える組織は強い (2)ギャップフィードバックの種類 (3)フィードバックを行うための準備 【ワーク】あなたの部下にフィードバックを行う準備をする (4)気づきを与えるためのフィードバック (5)改善を要求するフィードバック 【ロールプレイ】ケースをもとにフィードバックを実践 (6)フィードバックを行ううえで意識したいこと ①事実ベースで ②自己一致 ③コントロールできることとできないこと 4.相手の内省を促す「問いかけ」の技術 (1)問いの基本構造 (2)問いの種類いろいろ (3)リフレーミングと文脈を外れる問いかけ (4)自己探求に方向づける問い 【ワーク】ケースを読み、問いかけを練習する 5.指導者としても意識したいコーチャビリティ (1)コーチャビリティとは (2)認知行動療法でコーチャビリティを高める (3)部下からのフィードバックも素直に受け取る (4)フィードバックはギフトである 【参考】関係構築の土台となる「聴く」技術 6.まとめとアクションプラン |
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