
本研修では、相手に対して「感謝と称賛」のマインド・スキルを醸成し、職場エンゲージメントを高めます。「感謝」や「称賛」が行為者、受け手、チームに与える効果を実践データから腹落ちさせ、体験によって得られた感情や利得を言語化し、自ら行動するための動機づけを行います。入社1~3年目の若手社員を受講対象者に加えていただくことでより高い効果を期待いただけます。
- 対象者
- 内定者(+若手社員)
- 日数
- 半日または1日間
- テーマ
- 内定者クラス
- 最適定員
- 16名
- 実施形態
- 対面型
- コード
- KSP
ねらい
こんな職場におすすめです
・入社後、自ら主体的に感謝・称賛行動を発信し、スムーズなオンボーディング(戦力化、職場定着)を実現させたい
・価値観の異なる他者のポジティブな側面に気付く感度を高め、他者の言動から学ぶ姿勢や習慣を身につけさせたい
・お客様に対して感謝の気持ちをもって接する習慣を身につけさせ、1年目から安心して顧客対応を任せたい
特長
1.「感謝と称賛」が一貫した全体テーマ
・すべての発言と行動は「感謝」からはじめ、「自ら行動する」習慣を意識づける
・常時他者の「称賛」ポイントに意識を向け、観察→言語化→表現のトレーニングを行う
・他者からのポジティブフィードバックにより自身の盲点領域(Blind Area)を知る ※ジョハリの窓
2.特性の近い→異なるグループで称賛ポイントに気付く感度を高める
・行動特性タイプ診断で自身の持つ特性や価値観について知る(自己理解)
・特性の近い者どうし→異なる者どうしでワークを行い、称賛の気付き感度を高める(他者理解)
・他者どうしの感謝/称賛行動の観察を通して、他者の言動から自身が学ぶ姿勢を習慣づける
3.“いつでも感謝/称賛カード”で習慣化トレーニング
・研修中、他者の感謝/称賛ポイントに気づいたらいつでもカードに書きとめる
・もらった数より伝えた数を評価対象として表彰を行い、質・量いずれも秀逸な発信者は共有発表
4.グループメンバーと協力し、アイデアをカタチにして人に伝える体験ワーク
・感謝/称賛行動の啓発ポスターの作成や、入社後を想定した職場浸透企画をまとめる
・他者と協力し、相互の強みを生かした役割分担と成果創出プロセスを体験する
1日目 |
■オリエンテーション 研修ルール確認、感謝/称賛行動の効果理解 1.タイプ診断、価値観共有 【演習】特性タイプ診断による自他の考え方・価値観受容 2.感謝/称賛行動が与える効果 【講義】行為者、受け手、チーム(目撃効果)に与える効果理解 3.行動観察による感謝/称賛行動実践 【講義・演習】感謝表現スキル・称賛感度向上トレーニング 4.多様な人材との感謝/称賛行動実践 【講義・演習】クロスグループ形式プレゼンワークによる多様な人材とのポジティブコミュニケーショントレーニング 5.感謝と称賛行動表彰 ■まとめ 【講義】入社後に実践するための意識と行動 【演習】アクションプラン作成 |
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2017年東京大学大学院人文社会系研究科博士後期課程修了。博士(社会心理学)。専門は社会心理学・組織行動論。民間企業との業務委託やアドバイザーなど経験多数。2021年より東京女子大学専任講師、2024年より現職。
著書に『感謝と称賛』(東京大学出版会、2024年)、『職場における性別ダイバーシティの心理的影響』(東京大学出版会、2019年。2019年度日本社会心理学会賞出版特別賞受賞)