時間(とき)デザイン研究所 時間活用についての意識調査
ニュースリリース【 時間(とき)デザイン研究所 時間活用についての意識調査 】
“時間”への意識によって「人生充実度」実感に差
「時間への意識が高い人」は公私ともに充実感が高い
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 時間(とき)デザイン研究所(所長:張 士洛、中央区、以下JMAM[ジェイマム])が提唱する、従来の時間管理とは異なる新しい時間の概念推進プロジェクト(http://tokidesign.jp)では、全国の有職者男女664人を対象として、時間活用に関する意識調査を実施しました。
「時間デザイン」とは
「時間デザイン」とは、短期的なタスク達成のために時間を配分する従来の「時間管理」を内包したうえで、長期的な視点からも夢や目標の実現に向けて時間を生み出す、という考え方です。最大の特長は、行動が「受動的」から「主体的」へ切り替わる点です。限りある時間の中で人生の成果を上げるには、思考・志向力の工夫が求められます。そのために必要となるのが、タスクを受動的にこなすのではなく、自身が望む未来を描き、過去の経験を踏まえて時間の使途を主体的に考えて実行に移す(デザインする)という発想です。
昨今、政府が推進する働き方改革の一環として長時間労働の是正が盛り込まれていることから、仕事、プライベートに関わらず、時間の捉え方や使い方に一層注目が集まっています。そこで「時間デザイン研究所」では、有職者の時間への向き合い方を明らかにするために本調査を実施しました。
【調査結果概要】
本調査では、所属先の働き方改革によって、「以前より早く帰宅できている」「休日に仕事をする時間がなくなった」と回答した人を「時間への意識が高い人」と定義。「時間への意識が高い人」は、過去の経験を活かす傾向があり、公私ともに充実感を感じている割合が高い結果となりました。
時間への意識差に関わらず、無駄な時間が多いと実感
時間への意識差に関わらず、70%以上が無駄な時間があると回答。多くの人が、「人の話を聞いている時/嫌いな人の相手をしている時」、「PCを弄っている時/インターネットをしている時」などを無駄な時間と感じており、無駄な時間と感じる背景は、主体的に時間と向き合っていないことが挙げられます。
「時間への意識が高い人」は、過去の経験をもとに予定を立てる傾向が強い
「時間への意識が高い人」は、過去の経験を活かして予定を立てているほか(66.9%)、過去に楽しかった時間を過ごしており、またそれを記憶している傾向が明らかになりました。
「時間への意識が高い人」は人生が充実していると認識
「時間への意識が高い人」は人生が充実していると感じる割合が高く、意識が低い人と比べ30%以上の差がありました。
【調査結果の前提】
【調査結果】(一部抜粋)
【調査結果まとめ】
今回の調査から、充実していると実感できる人生を過ごすためには、主体的に時間への意識を高めることが重
要であることがわかりました。「時間(とき)デザイン研究所」が実施した著名人へのインタビューでも、「事
前に可能な限りの準備をすることで時間を『迎え撃つ』(アサヒグループホールディングス会長 泉谷直木氏)」、
「自分にとって圧倒的にスパークする『爆発的な2 秒』をどう引き寄せるか(デザイナー 原研哉氏)」「前の日に、
『明日のデザイン』ができるかどうか、それと休みのデザイン(落語家 三遊亭円楽氏)」といったことが語られて
います。言葉はそれぞれですが、まさに「時間への意識の高さ」という点が共通していると言えるのではないで
しょうか。時間への意識を高めるには、今回の結果からもわかるように、過去の経験から予定を立てることが大
切だと考えます。
「時間デザイン研究所」では、「経験から学び自ら望む未来をカタチにする」のコンセプトとして、みなさまと一緒
に時間への向き合い方を考える活動を実施しています。今後も主体的に時間への意識を高めるため、時間に
関する調査や提言を行なってまいります。
本件に関するお問合せ先
【報道関係 お問合せ先】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
E-mail: PR@jmam.co.jp