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お知らせ

ローカル線×地域課題解決を題材とした
異業種交流型/越境学習プログラムの参加者を募集

ニュースリリース

 株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:張 士洛、以下JMAM[ジェイマム])、西日本旅客鉄道株式会社和歌山支社(理事和歌山支社長:金岡 裕之、以下JR西日本)、及び株式会社南紀白浜エアポート(代表取締役社長:岡田 信一郎、以下南紀白浜エアポート)、国立大学法人和歌山大学(学長:伊東 千尋、以下和歌山大学)は、和歌山県紀南地域(新宮駅~白浜駅間)を走るローカル線「きのくに線」と地域社会の共生をテーマに、多様な業種・業界から成る企業メンバーと地域行政、さらには地域の大学生が協働しながら地域課題解決に取り組む越境学習プログラム “ことこらぼ×きのくに線”の7月のプログラム開始に向けて、2月より募集をスタートします。

1.取り組みの背景・目的

 企業人と地域を「学び」で結ぶ越境ラーニング※1事業を展開するJMAMと、紀南地域の玄関口として地域活性化に取り組む南紀白浜エアポートが、地域内外の多様な関係者と連携する「横からの地域共生」の実現を目指すJR西日本和歌山支社と連携し、地域の課題解決を実践する学びのプログラムを企画しました。
 プログラム参加者は、異業種・地域行政・学生など多様な人たちとの協働の中で、組織の枠組みを超えたビジネスセンスを磨く機会となり、地域にとっては、課題解決につながるアイデアの獲得のほか、地域と深いつながりを持つ関係人口創出・拡大につなげることをねらいとしています。

※1 自身が所属する業種・業界の枠組みを越え、組織の外での協働実践経験を積むことで、それを組織に還流する学びのこと。地域ならではの課題や資源を軸とした学びが実現できる自治体や企業と連携し、研修プログラムを開発している。

2.取り組みの概要

 和歌山県紀南地域を走るローカル線「きのくに線」と地域社会の共生をテーマに、多様な業種・業界から成る企業メンバー、地域行政、和歌山大学の学生有志がチームを組み、協働しながらミッションの達成を目指します。全3ヵ月のプログラム期間で、チームは課題設定から解決の実践を経験します。
 アセスメントを用いた自己理解、メンターによる活動への伴走といった学びのサポートのほか、チームのアウトプットに対しては専門家や地域当事者によるアドバイスやフィードバックを実施します。
 最終的な提案・実践内容はJR西日本及び地域の施策として社会実装される可能性を含みます。ケースワークではない、生きた事例に取り組み、社会課題起点のビジネス推進を経験することで、これからの企業の次世代リーダーに不可欠な「社会の変化への対応力」「多様なステークホルダーとネットワークを構築する力」「仕事への軸や信念を持ち、主体的に行動する力」を育みます。

<プログラム内容>
 ・地域の現場フィールドワーク、地域関係者や課題当事者との対話
 ・チーム活動の実践とフィードバック(ディスカッションやチャットワーク等)
 ・プログラムを通じた自己のビジネススキルやセンス向上を支援するワークショップ

活動の概要

3.実施期間

2023年7月上旬~9月下旬
現地セッション:計3回。ほか、オンライン上でのチームMTG:週1時間程度+チャットでのワーク等。

4.募集要項

主催
 西日本旅客鉄道株式会社 和歌山支社
共催
 株式会社日本能率協会マネジメントセンター、株式会社南紀白浜エアポート、国立大学法人和歌山大学
後援
 和歌山県(予定)


対象者(紀南地域内外問わず)
・自組織や業界の外でスキルを発揮する経験を積む(又は積ませる)ことで、これからの時代において必要なリーダーシップを育みたい(育てたい)と考えている方
・地域活性化や地域社会に根ざした事業展開を志す企業/自治体/事業者の方

募集受付期間
  2023年2月~6月末日

定員
  最大15名(1社からの参加者は最大3名迄とさせていただきます)

参加費
  お問い合わせください。

応募方法/内容に関するお問い合わせ
右記フォームより受付:https://forms.gle/nMxZFPkaCMk72HL19

<“ことこらぼ” とは>

 JMAMが提供する地域課題解決型の越境学習サービス。多種多様な業種・職種の人々とチームを組み、フィールドワーク関係者や地域との交渉等を行い、協働経営者としてプロジェクトを実行することで、社会課題起点でビジネスを推進する経験を提供します。
URL:https://hatarakikata.design/koto-collabo/

<紀勢線(愛称名:きのくに線) 新宮駅~白浜駅間について>

 きのくに線 新宮駅~白浜駅間は、和歌山県南部の風光明媚な海岸沿いを走る路線ですが、全国各地にあるローカル線と同様、沿線人口の減少・少子高齢化、自家用車の普及、道路整備などが進み、取り巻く環境が大きく変化してきました。JR西日本発足以降約35年で同区間の利用者は約7割減少し、大変厳しい状況です。
【参考】JR西日本プレスリリース「ローカル線に関する課題認識と情報開示について」(2022.4.11)
    https://www.westjr.co.jp/press/article/items/220411_02_local.pdf

<和歌山大学について>

1949年、学芸学部(現・教育学部)と経済学部からなる新生大学として設置され、現在はシステム工学部、観光学部を加えた4学部からなる国立大学。2023年度には、社会課題や事象を情報技術で分析・把握し実践する人材の育成を目的とした「社会インフォマティクス学環」、観光地域共創人材を育成する「観光地域マネジメント専攻 専門職大学院」を開設予定。「地域と価値を共創する大学」を目指し、全学の地域連携組織「紀伊半島価値共創基幹 Kii-Plus」を整備するなど、新しい取組を進めている。

<株式会社南紀白浜エアポートについて>

南紀白浜空港の民営化に伴い2018年に設立された民間資本100%の空港運営会社。「空港の発展は地域の発展から」をコンセプトに、誘客と地域活性化の専門部署を設けて、企業誘致・ワーケーションを中心に幅広く地域課題解決型ビジネスを展開。本研修の対象を含む紀南12市町村を広域でマネジメント・マーケティングする観光庁認定「紀伊半島地域連携DMO」として、地域の課題や歴史・文化をコンテンツ化する着地型旅行事業(紀伊トラベル)を通じた持続可能で稼げる地域づくりを実践している。

今回ご案内の取り組みは、SDGsの17のゴールのうち特に11番に貢献するものと考えています。

本件に関するお問合せ先

【報道関係 お問合せ先】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
E-mail: PR@jmam.co.jp