事例詳細

eラーニングライブラリ

育児休業職員、管理監督者の教育・支援に『eラーニングライブラリ』を導入 ~福岡市役所

テーマ 女性活躍の推進 / 強い管理者の育成 / メンタルヘルス対策
対象 リーダー・監督者 / 管理者

福岡市役所

九州最大の都市である福岡市。市の行政の中心となる福岡市役所では、市職員の 人材育成・活性化プランを2010年に改定しました。現在、職員教育に『eラーニン グライブラリ』を取り入れて、職員の能力開発やキャリアプランの策定に活用し ています。
今回、総務企画局 職員研修センターの栗秋亜希子氏、古賀三愛氏のお二人に、 『eラーニングライブラリ』の活用法についてお話を伺いました。

職員のキャリアプラン見直しに活用

─ 福岡市職員の人材育成・活性化プランとは、どのようなものなのでしょうか。

栗秋氏:高度化・多様化する市民ニーズに応えるため、職員一人ひとりの意欲や能力を高めるよう策定された育成プランです。

古賀氏:具体的には、期待される職員像を「市民に信頼される公共サービスの提供者」、「市民と共働する行政のプロフェッショナル」、「チャレンジ精神あふれる自律型職員」とし、職員に求められる能力を階層別に明示しています。

 研修センターでは、プランで示された求められる能力に応じ、それを開発する研修プログラムを組んでいます。

栗秋氏:プログラムは、集合研修が中心となっているのですが、「必要な職員に必要な研修を、必要な形で提供する」という視点から模索する中で、いつでもどこでも提供できる効率的でより効果の望める学習システムとしてe ラーニングを導入し始めました。

 現在、e ラーニングを活用しているのは、大きく2つです。1 つは、育児休業中の方を対象とした『リラックス研修』です。職員が休業中に、改めてキャリアプランを考える助けとして、e ラーニングを活用しています。もう1 つは、長期病休からの復職や、障がいのある職員の職務や職場への適応性向上などを支援する『公務適応支援研修』という研修があるのですが、本人だけでなく職場の上司をサポートすることの重要性から、管理監督者にe ラーニングを活用してもらっています。

─ 多くのeラーニングの中からJMAMの『eラーニングライブラリ』を選んだ理由を教えていただけますか。

栗秋氏:最初は、集合研修に参加できない育児休業中の職員に対して、個別にe ラーニングのコースを導入していました。その頃、『公務適応支援研修』において本人を支援するだけでなく、管理監督者のマネジメントのサポートができないかと考えていたタイミングで、キャリアに関するコースを含めたマネジメント系の様々なコースを選べる『e ラーニングライブラリ』というサービスができたと伺い、導入を決めました。

より難しくなるマネジメントを『eラーニングライブラリ』で支援

─ 現在、それぞれの研修では何名くらいの方が活用していらっしゃいますか。

古賀氏:『リラックス研修』の対象である育児休業中の職員が1 年に200 名ほどいまして、その中の希望者が受講しています。

栗秋氏:『公務適応支援研修』については当初、対象者を部下に持つ管理監督者に限定していましたが、受講者アンケートを見るとかなり満足度が高く、管理監督者層に非常に有効だと感じたこと、また、多様な任用形態の職員の混在や職場環境の急速な変化などでマネジメント自体が難しくなっている状況から、限定枠を広げ多くの管理監督者に『e ラーニングライブラリ』の案内をしました。

─ 反応はいかがでしたか。

栗秋氏:案内したその日や翌日に、すぐに多くの反応がありまして、25名の管理監督者が新たに受講し始めました。

─ 告知はどのようにされているのですか。

古賀氏:情報系の庁内LANの中の掲示板を活用しています。

─ 必修コースは設けていますか。

古賀氏:『リラックス研修』の場合は、『今からはじめるキャリアベーシックコース』の受講を前提に、他のコースも受講可としています。

栗秋氏:『公務適応支援研修』の方は、『マネジャーのための職場のメンタルヘルスケア基本コース』、『心の健康を守る組織のコミュニケーション』の2コースが必修で、『自分のためのメンタルヘルスケア基本コース』、『ビジネス・コーチング基本コース』、『チームマネジメント基本コース』の3コースを研修センター推奨コースとして設定しています。必修、推奨以外では『マネジメントの基本コース』が、受講者数が多かったですね。

─ 受講環境は?

栗秋氏:育児休業中の職員は自宅で、管理監督者は自宅に加え、早朝や休み時間などの隙間時間を使って職場で受講していることが多いようです。

古賀氏:ヘッドフォンをしていると、誤解を受けることもありますので、音を消して字幕を読みながら学習している職員もいるようです。

受講者増をめざし親しみやすさをアピール

─ 今後の課題と、解決に向けた取り組みをお教えください。

栗秋氏:受講の必要性から考えると、もっと受講者数は増えると思いますし、今後、活用の範囲を広げていきたいと思っています。市役所内部の制度等を学ぶe ラーニングもあるのですが、文字だけのものが多いんですね。それを想像されると、受講意欲が湧きにくくなってしまうかもしれないので、アニメーションを多用した『e ラーニングライブラリ』のよさをうまく伝えて、より多くの職員に受講してもらいたいと思っています。最近はアナウンス時に『e ラーニングライブラリ』の実際の画面イメージも紹介して、親しみやすさをアピールしています。あとは、すでに受講した職員の感想なども伝えられると、もっとよいかと考えています。

古賀氏:『リラックス研修』では、修了後にアンケートをとっていますが、「休業中に今後のことを考えるよい機会になった」、「飽きさせない作りになっていて取り組みやすかった」という声が多かったですね。育児休業中は自分のための時間をつくることが大変なので、復帰後の受講も考えたいですね。

─ ありがとうございました。

プロフィール


会社名 福岡市 福岡市役所
URL http://www.city.fukuoka.lg.jp/
主要事業 福岡県の県庁所在地である福岡市は、1889年に市制を施行、1972年に政令指定都市となる。 福岡市役所の職員数は9,653名(2010年4月1日現在)

掲載日 2011/04/01
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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