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    和歌山県、田辺市、白浜町及びJMAMの包括連携協定
    ~ 地域企業団体との協業によるラーニング・プログラムを開発~
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ワーケーションを通して地方創生と働き方改革を“人づくり”から支援
和歌山県、田辺市、白浜町及びJMAMの包括連携協定
~ 地域企業団体との協業によるラーニング・プログラムを開発~

ニュースリリース

和歌山県、田辺市、白浜町と、株式会社日本能率協会マネジメントセンター(以下、JMAM[ジェイマム])は、2 月8 日(金)、和歌山県におけるワーケーション 事業の実施に向けた包括連携協定を締結しました。

※Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた欧米発の造語。「テレワーク」により、いつもの仕事を犠牲にせず、地域等でしかできないことを体験、実現する取組(休暇、地域貢献、研修、ローカルビジネス等)。

【連携協定に関する概要】

働き方改革やワーク・ライフ・バランスの実現が進められる昨今、場所にとらわれない働き方であるテレワークが注目を集めています。総務省によると、昨年の「テレワーク・デイズ2018」では、のべ1,682団体30 万人が参加※しました。世界遺産熊野古道や南紀白浜など国内有数の観光資源を擁する和歌山県では、2017 年からテレワークを利用し、リゾート地を含めた地域等で一定期間働くことでイノベーション創出やモチベーション・生産性向上等を目指すワーケーションを推進しています。また、和歌山県ではワーケーションの推進にあたり、民間企業との連携を積極的に推進しており、この度、“人材育成”に強みを持つJMAM との間で連携協定に至りました。

JMAM は、人生100 年時代において、人は年齢から開放され、働き方や学び方は限りなく広がっていくと捉え、いかに「時間(とき)と学びをデザイン」しながら「成長を楽しむ」かが重要であると提唱しています。企業の人材育成支援を事業の柱に、国内5,500 社以上の顧客への教育研修サービスを通して培ったノウハウやネットワークを活かし、“人材育成”を核として和歌山県とのワーケーション事業に取り組む予定です。

※総務省 http://www.soumu.go.jp/menu_news/s-news/01ryutsu02_02000230.html

〈包括連携協定の主な内容〉

和歌山県・田辺市・白浜町及びJMAM は、ワーケーション事業の実施を通じた地方創生・働き方改革を推進

 ●ワーケーション関連プログラムの造成・実施
 ●和歌山県内外企業・団体等のワーケーション実施促進
 ●ワーケーション情報発信

【今後の取組】

包括連携協定締結に伴い、JMAM と和歌山県ならではの取組を進めていきます。例えば、ワーケーションを通じたイノベーション創出やモチベーション・生産性向上に加え、個人のキャリア開発につながるプログラムや、県内の地域が抱える社会的課題の解決を通じた持続的ビジネスの展開も考えられます。取組では、地域企業団体との協業を優先するとともに、業種業界を超えた協業を積極的に推進する予定です。これらの方針のもと、JMAM は和歌山県、田辺市及び白浜町と連携し、”人材育成”を核として、主に2つの事業を検討してまいります。

1. 非日常空間でのイノベーション

企業を対象とした新商品企画や戦略を集中討議するハッカソン合宿の”人材育成”バージョンを計画しています。都会では体験できない環境のもと、創造的な対話を誘発することで、イノベーション人材や次世代リーダーの育成に取り組む予定です。

また、広がりの兆しがみられるフリーランスや兼業・複業、シニア活躍の時代を見据え、将来性が期待される産業用ドローンのライセンス取得サービスを用意し、キャリア開発・スキルアップのサポートをめざします。

2. 和歌山だからこその学び

和歌山を代表する世界遺産・熊野古道の道普請と、ウォーク体験、学習をあわせたラーニング・ツーリズムを予定しています。歴史上・学術上極めて高い価値を有する世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」について、和歌山県世界遺産センターにおける学習により理解を深めます。

また、地域農林業活性化・鳥獣害対策・廃校の利活用・子育てなど、地域が直面する社会的課題に対して解決策を模索する、リーダー人材育成研修も計画中です。
そのほか、山林視察、農業体験(みかん・梅収穫)なども予定しています。

これら2つのテーマに加え、ワーク・ライフ・バランスを重視し、自身の働き方や生き方への気づきにつながる取組も検討してまいります。例えば、これまでのワーケーションは、主にビジネスパーソンが対象でしたが、「家族と一緒に過ごすための働き方」にも着目し、家族帯同型の研修旅行を計画中です。
また、湯治、スポーツ、健康増進プログラム等も構想しており、テレワークを通して普段の生活習慣や働き方習慣を見直し、改善の一助となることを目指します。

和歌山県のワーケーションについて:

和歌山県は、2017 年より公的機関として初めてワーケーションを推進しており、体験会、フォーラム、講演、イベントなど様々な機会を通じて和歌山県でのワーケーション実施をPRし、結果多くの方々にワーケーションを行っていただいております。
なお、下記URLにおいて随時、和歌山県のワーケーション情報を更新しています。
https://wave.pref.wakayama.lg.jp/020400/workation/index.html

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について:

JMAM は、日本能率協会(JMA)グループの中核企業として1991 年に設立されました。通信教育・研修・アセスメント・e ラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、時間(とき)と成長のデザインを大切にしながら、自由で豊かな人生を送りたいと願う全ての人に伴走し、その思い描く未来へと導いていきます。
http://www.jmam.co.jp

【調印式の概要】

●実施日:2019 年2 月8 日(金)

●代表の発言要旨

和歌山県知事 仁坂 吉伸
JMAM と和歌山県、田辺市、白浜町で協定を結ぶことができ、大変誇りに思います。日本の情報化黎明期、日本能率協会グループは産業界の業務効率化促進を目的として、情報化推進の草分け的存在でありました。
そのJMAM に、和歌山県が進めるワーケーションという新しい取組に共感いただき、本日の調印式は取組を一層広めていく記念すべき機会となりました。JMAM が掲げる「成長を楽しむ」をモットーに、今後ワーケーションがさらに推進されることを期待しています。

田辺市長 真砂 充敏
和歌山県は遠いイメージがあるかもしれませんが、私自身が今朝飛行機でやってきたように、日帰りも十分可能です。気候は温暖で年間平均気温は東京よりも2度くらい高くて、過ごしやすく、また磯釣り、川釣り、渓流でも釣りが楽しめ、熊野古道、白浜温泉や世界で唯一温泉そのものが世界遺産になった「つぼ湯」もあり、見所も満載です。現代はストレス社会と言われますが、紀伊半島にお越しいただきリフレッシュして、また仕事に戻るのもひとつのワーケーションではないかと思います。

白浜町長 井澗 誠
JMAM との協定を大変嬉しく思います。ワーケーション事業は国が進める地方創生、ならびに働き方改革の一環であり、町としても積極的に取り組んでいきたい所存です。空港があり、温泉や吉野熊野国立公園、南紀熊野ジオパークなどもあり、和歌山県そして白浜町はワーケーションに最適な環境が整っています。町へお越しいただいた皆さまを、ホスピタリティを持っておもてなししたいと思います。

日本能率協会マネジメントセンター 代表取締役会長 長谷川 隆
仁坂知事、真砂市長、井澗町長、関係者の皆さまにお礼申し上げます。働き方改革の議論が活発に行われますが、働き方改革だけ行えば良いのかと考えることがあります。働くことは人生の一部ですが、我々は「休み方改革」「楽しみ方改革」、そして「学び方改革」も必要ではないかと感じます。それら全てが一体となった和歌山との取組に期待します。まず、当社グループ企業の幹部を6 月に派遣しワーケーション研修を実施します。その後、企業向けの事業・サービスを開発、提案をしていく予定です。

日本能率協会マネジメントセンター 代表取締役社長 張 士洛
昨年は明治維新150 周年でしたが、現代の日本の基礎が作られた時期は江戸時代とも言われています。江戸時代を築いた江戸幕府の御三家のひとつが紀伊、和歌山県です。日本の産業を今後リードするワーケーションの取組を、和歌山県と進めることは最適であり、歴史は繰り返されるとも感じます。JMAM では2015年から「時間(とき)デザイン」という概念を提唱しています。自ら主体的に働き方、遊び方を設計する「時間デザイン」をワーケーションと掛け合わせることで、より自由で豊かな人生を創造できるのではないかと思います。

本件に関するお問合せ先

【報道関係 お問合せ先】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
E-mail: PR@jmam.co.jp