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障害者雇用推進企業:株式会社 博報堂DYアイ・オー様 2018年法定雇用率引き上げ 変わる障害者雇用 障害がある社員のリーダー育成に向けて

ニュースリリース

障害者雇用推進企業:株式会社 博報堂DYアイ・オー様
2018年法定雇用率引き上げ
変わる障害者雇用 障害がある社員のリーダー育成に向けて

2018年4月、障害者の法定雇用率が民間企業で2.0%から2.2%へ引き上げられます。加えて昨年4月には、改正障害者雇用促進法が施行され、障害者が職場で能力を十分に発揮できるよう、受け入れ側の配慮が義務化されました。障害者雇用を取り巻く環境は転換期を迎え、企業側はより一層適切な対応が求められています。

 しかし、障害のある社員からは「働いてはいるが長期的なキャリアが描けない」など、就労の次の段階で悩む声があることも事実です。障害の有無に関わらず多様な人材が自身の能力を十分に発揮して成長でき、組織の発展に貢献する環境を整えるためにはどうすれば良いでしょうか?そこで今回は、株式会社 日本能率教会マネジメントセンター(以下、JMAM)での、障害のある社員のリーダー育成に取り組まれた企業の事例を紹介いたします。

ご紹介企業:株式会社 博報堂DYアイ・オー様

博報堂DYホールディングスの特例子会社、博報堂DYアイ・オー(従業員156名※)は、「日本一働きがいのある特例子会社」をめざし、障害がある社員の能力開発・キャリア開発に注力しています。その一環として、2016年にJMAMの公開セミナー「JMAMビジネスカレッジ」を導入し、次世代リーダーの育成に活用し始めました。公開セミナーを導入した目的やその効果などについて、人材開発部長の山口純恵氏に伺いました。 ※2017年7月現在

異業種交流で視野を広げる

当社は、「日本一働きがいのある特例子会社」をめざすことを経営理念に掲げており、2014年に人材開発部を新設、社員の能力開発・キャリア開発のためのさまざまな施策を検討・実施し、一人ひとりの自律的な成長の支援に力を入れています。

その中で、管理職に加え、グループリーダー、チーフなどの次期管理職候補を対象とした階層別プログラムの位置づけで導入したのが、JMAMが提供する異業種交流型の公開セミナーです。当社は事務系の業務が多く、社員は社外に出る機会があまりありません。しかし、業務効率やマネジメント能力を高めるには、アイ・オーという“箱の中”だけで物事を考えるのではなく、異業種交流を通じて外部から刺激を受け、視野を広げることが重要だと考えています。そこで人材開発部では、管理職や次期管理職候補者の中から15名を指名し、それぞれに適切と思われるコースに参加してもらいました。

課長に昇格した受講者も

私自身も、公開セミナー(「改革を実現するマネジメントシミュレーションコース」)を受講しました。社内研修では、一緒に受講するのは社内の仲間なので、真面目に取り組もうと思っていても、どうしても馴れ合いになってしまう部分があります。その点、公開セミナーは、その日初めて会う人ばかりなので、気構えが違いますし、思い切って取り組むことができます。私の場合、人前で発言することがあまり得意ではないのですが、こういう機会を利用して積極的に発言するように心がけました。最後に同じグループの人から「雰囲気を盛り上げてくれてありがとう」という言葉をいただくことができ、苦手意識が弱まり、少し自信がついたように思います。

「受講者の声」からも、多くの受講者が、異業種交流を通じて何らかの気づきを得ることができたことがうかがえます。井波氏、土肥氏は今年4月から障害がある社員として初の課長職に。また、坪井氏と安部氏も、公開セミナーで得た気づきを活かしながら業務に取り組んでいます。

【受講者の声】

博報堂DYアイ・オーでは、今後も公開セミナーを活用し、障害がある社員の成長やキャリア開発を支援していく予定です。今後は社員が希望コースを自発的に受講できる仕組みを見直し、社員の自律的な学習をさらに働きかけていきたいと考えています。

多様な人材が活躍できる環境に向けて

今後も障害者の法定雇用率は段階的に引き上げられる傾向にあり、企業側は一層適切な対応が求められています。今回ご紹介した株式会社 博報堂DYアイ・オー様の取り組みのように、雇用の定着に加え、障害のある社員が長期的なキャリアビジョンを描けるよう、企業から働きかけていくことも重要です。

少子高齢化の中で、企業が優秀な人材を確保し、 多様化する市場ニーズやリスクへの対応力を高めるために、企業において「ダイバーシティ経営」は不可欠です。この多様性を組織の力とするためには、従業員が対等に関わりあいながら組織に参加している状態を作ることも必要です。1人ひとりが自分らしく組織に参加する機会を創り出し、貢献していると感じることができるために、現場の管理者には「インクルージョン」の働きかけが求められます。

今回、株式会社博報堂DYアイ・オー様が参加されたJMAMの公開セミナー「JMAMビジネスカレッジ」は、参加者一人ひとりの気づきと成長を支援する、多様性(ダイバーシティ)の交流を学ぶ機会となる異業種交流型の学習環境を提供します。今後もJMAMでは多様な人材が自身の能力を発揮できるよう、人材育成支援をサポートしてまいります。

JMAMビジネスカレッジとは

自社だけではなく企業の枠を超えた参加者同士が同じ課題に取り組むJMAMビジネスカレッジは、視野や視座が広がると同時に、1人ひとりの気づきを引き出す場です。60年にわたる企業人の能力開発支援で培ってきたノウハウに、異業種交流という新しい刺激を取り入れることで、多様性の時代だからこそ求められる「交流型学習」をご提供します。http://www.jmam.co.jp/hrm/bizcall/

JMAMビジネスカレッジの強み

①異業種交流を加速させる 構造化されたプログラム
②お客様から高く評価をされている講師陣
③学習効果を見える化
④深い学びを可能にするリフレクション

日本能率協会マネジメントセンター(JMAM)について

JMAMは、日本能率協会(JMA)グループの中核企業として1991年に設立されました。通信教育・研修・アセスメント・eラーニングを柱とした人材育成支援事業、能率手帳の新生ブランド『NOLTY』や『PAGEM』を代表とする手帳事業、ビジネス書籍の発行を中心とした出版事業を通じて、「成長したいと願うすべての人」を支援し続けていきます。www.jmam.co.jp

本件に関するお問合せ先

【報道関係 お問合せ先】
株式会社日本能率協会マネジメントセンター 広報担当
E-mail: PR@jmam.co.jp