事例詳細

eラーニングライブラリ

自己啓発、昇格要件としてライブラリを活用 ホテル業は“人”がすべて。 ~株式会社グリーンズ

テーマ 昇進昇格アセスメント
対象 管理者 / リーダー・監督者

株式会社グリーンズ

創業以来、「地域社会への貢献」、「仲間の幸せづくり」、「更なる成長拡大」を企業活動の目的としている株式会社グリーンズ。ホテルを全国展開する中で、社員教育にeラーニングライブラリ(以下、ライブラリ)を活用しています。同社のライブラリ活用法について、人材開発課の栗原豊氏、中川綾子氏にお話を伺いました。

選択研修で「ライブラリ」を活用

―貴社の人材育成についての考え方を教えてください。

栗原氏:ホテル業は、“人”がすべてです。施設等のハード面はコストをかければ改善できますが、人はそうはいきません。一般的にホテル業は“おもてなし論”が大切にされ、それに伴う接客スキルに重きを置きがちですが、当社では“価値観”、つまり従業員の言動を左右する、ものの考え方に力を入れてきました。具体的には「常識、良識がある」、「コミュニケーション能力がある」、「この仕事に価値を見出し、誇りを持っている」人材を育成しています。

―教育体系についてお聞かせください。

栗原氏:教育制度は「グリーンズアカデミー」として体系化しています。体系を大別すると、新入社員から役員クラスまで各階層で必要なスキルを身につけるステージ研修と、担当業務を中心に必要な知識を習得する選択研修の2つになります。その選択研修の部分で、eラーニングを活用しています。

―eラーニングを取り入れたきっかけは?

栗原氏:グリーンズホテルズもエリアが広がっていますし、チョイスホテルズは全国展開していますので、集合研修にも限界が出てきたことが理由です。当初は、社内で教育ツールを作成しようと考えたのですが、費用や労力を考えてeラーニングを選択しました。

―なかでもライブラリを選んでいただいた理由を教えてください。

栗原氏:実は以前、他のeラーニングを導入していたのですが、リーマンショックによるコスト削減対策の一環により教育のコストも見直すことになりました。しかし、長期に渡り教育をストップしてしまうと社員のモチベーションに影響が出てくるため、それは避けたいと考えていた時にライブラリを知ったのです。コストが抑えられること、コース数が充実していること、そしてコースのクオリティが高いことから、2010年に導入しました。その後も、毎年新しいコースが増えるだけではなく、既存コースも改訂されるので、継続して活用しています。

受講料負担減額で予想以上に受講者が増加

―ライブラリは自己啓発として活用しているのでしょうか?

栗原氏:当初は完全に自己啓発でした。しかし2013年から、キャリアアップのための登用制度と連動させて昇格要件コース(※別表)を設けました。MP1(店長クラス)の登用試験(年1回)を受ける資格としてライブラリの3コースを修了していること、同様にMP2(エリア統括マネジャークラス)登用のための3コースを設けたのです。受講料についても、当初は実際の申込み人数での頭割りでしたが、一律固定(個人負担減額)にしました。全額会社負担にして、完全な制度受講にしなかったのは、社員の自主性を育みたいという狙いがあったからです。

―制度変更の反応はいかがですか?

栗原氏:募集をかけたところ想定以上の応募がありました。「登用のための資格要件コース」といっても試験直前に受けるということではなく、「いつか登用をめざすなら、受けておくこと」という形ですので、若手社員やパート・アルバイトでも受講可能です。キャリアに対して前向きな社員が多いことがわかり、嬉しく思っています。

―ライブラリの告知はどのように行っているのでしょうか?

中川氏:基本的には上長に一斉メールで告知しています。それに加えて、月1回発行している社内報で開講の告知や制度の説明をしたり、受講者アンケートの結果を顔写真付きで紹介し、親しみをもってもらえるようにしています。

―学習環境について教えてください。

栗原氏:本社、本部では各自PCがありますが、各ホテルではPCを共有しているため、基本的には自宅での学習を推奨しています。

ライブラリで自ら学ぶ風土づくり

―ライブラリの受講は人事評価と連動しているのでしょうか?

栗原氏:現在は連動していません。ただし、目標管理で「ライブラリの受講」を設定している場合は、評価と関係してきます。

―今後の教育方針と、その中でのライブラリの役割について教えてください。

栗原氏:ホテルで働く者としての“価値観”と“知識”は両方大切ですが、“価値観”教育に片寄らず、今後はバランスをとっていきたいと思います。その中で、ライブラリは基本的な知識を身につけるために役立てていきたいと考えています。また、ライブラリは“自分で学ぶもの”ですから、そこから自分たちで学ぶ風土、社風をつくっていきたいですね。

中川氏:ライブラリについては、さらなるコース開発を期待しています。スマホ対応も、通勤途中での学習ができて本当に便利なので、もっともっと対応コースが増えると嬉しいですね。

―ありがとうございました。

プロフィール


会社名 株式会社グリーンズ
URL http://www.kk-greens.jp
主要事業 1957年創業。世界第2位のホテルチェーンである「チョイスホテルズインターナショナル」の日本でのパートナーとして、全国の主要都市への展開を進めている「チョイスホテルズ事業」と、三重県四日市市を起点とした地域No.1店を展開する「グリーンズホテルズ事業」を2つの柱としている。年商211億円(2013年6月期)、従業員数1,725名(正社員515名、パートナー社員1,210名/2013年6月末日現在)

掲載日 2013/08/01
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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