2010年版 手帳・ダイアリー市場トレンド
2009年10月
株式会社日本能率協会マネジメントセンター
2010年版 手帳・ダイアリー市場トレンド
株式会社日本能率協会マネジメントセンター(代表取締役社長:野口晴巳、東京都港区、以下JMAM [ジェイマム])は、1949年の発行以来、今年で発行60周年を迎えた「能率手帳」をはじめとする手帳・ダイアリーを制作・販売しています。現在、国内の手帳市場における年間の生産・出荷数は、市販市場・法人市場を含めて約1億冊と推定されており、JMAMは2009年版手帳として1,430万冊を発行しました。
近年の市販向け手帳市場は、活用術ブームなどを背景に活性化され、ユーザーの手帳の選び方・使い方はますます多様化しており、商品ラインナップも様々です。機能やデザイン、使い方など、手帳に関する情報交流が盛んになる一方で、複雑な手帳選びに悩むユーザーの姿が多く見られるようになりました。
2010年版手帳のトレンドは以下のとおりです。
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■2010年版 手帳・ダイアリーの市場トレンド ① ボーダーレスの中で起きている複雑な手帳選び ② 「自分仕様」を楽しむ手帳周辺ツールが増加 ③ 若い世代の手帳サイズはA6サイズが主流 ④ 手帳活用の悩みは“様々な使い分け” |
① ボーダーレスの中で起きている複雑な手帳選び
2010年の手帳市場は、ビジネスに対する実用性を持ちながらデザイン的に洗練され、ユーザーが楽しく使える手帳が増えており、“男性は黒いビジネス仕様の手帳,女性はカラフルなカジュアル仕様の手帳”という図式からの、ボーダーレス傾向が引き続き進んでいます。例えば、国内のファンシーメーカーが競って販売しているデザイン重視の海外風手帳では、手帳の使い方の説明書や年間予定が詳細に記入できる紙面、to doリストを盛り込むなど、ビジネスの場面でも使える工夫を凝らしてきています。その背景には、若い女性を中心にプライベートで使用していたカジュアル仕様の手帳を仕事で使用するユーザーが増えたことや、デザイン性の高い小物などを好む男性がこのジャンルの手帳を買い求め始めていることが挙げられます。
一方、長年の手帳作りで培ったノウハウを持つビジネス手帳メーカーの商品を使い続けるユーザーも多く、手帳を選ぶ際に何を重視するのかいった点で迷うユーザーの姿が多く見られるようになりました。

② 「自分仕様」を楽しむ手帳周辺ツールが増加
生活雑貨を扱う大型店舗では手帳に差し込む別冊のファイルやメモノート、ペンホルダー、差し替え用の表紙カバーなど、手帳使いを楽しむ周辺ツールが増えてきています。特に、雑誌やブログ等で手帳の使い方が紹介されることが多くなった今、このような手帳周辺ツールを楽しみながら使う人が増えてくるものと思われます。
また、JMAMが実施した調査(※1)によると「手帳をもっと活用するための要望」として、手帳使用者(※2)の内、約5人に1人が[付属以外の資料を差込み、自分仕様の手帳にしたい]と答えており、巻末資料も“自分仕様”にアレンジしたいユーザーが増加していることが分かりました。以上の点から、様々な場面で「自分仕様」がキーワードになっていることが伺えます。
※1 『あなたの手帳の流儀2009』調査(2009年8月実施)
※2 ノート型綴じ手帳・システム手帳を使用している人

③ 若い世代の手帳サイズはA6サイズが主流
ここ数年、A6サイズ(文庫本サイズ)の手帳を使用する人が増加傾向にあります。実際、前出の調査でも「使用している手帳のサイズ」について質問したところ、昨年まで使用者が最も多かった小型サイズを抜いて、今年はA6サイズがトップとなりました。特に20代では、6割以上がA6サイズを使用していると答えています。その背景として、ここ数年で「書く」という行為に対する意識が高まったことや、手帳を胸ポケットではなくカバンに入れて持ち運ぶ人が増えたことなどが挙げられます。

④ 手帳活用の悩みは“様々な使い分け”
前出の調査によると「手帳をもっと活用するための要望」として、[月間予定表・週間予定表を目的に応じて使い分けたい](26.1%)がトップでした。次いで[仕事とプライベートできちんと使い分けをしたい](23.0%)、[使いこなしている人の手帳を参考にしたい](19.9%)という結果になりました。
手帳使用者の月間予定表使用率は78.9%と高い数値となっていますが、週間予定表と合わせて、その使い方に悩んでいるユーザーが多く、特にオンもオフも忙しい30代女性に多いのが特徴です。週間予定表だけでなく月間予定表のレイアウトにも様々なタイプがあり、レイアウトの組み合わせが手帳の選び方と使い方を複雑にしている原因の一つとなっているようです。
また、[仕事とプライベートをきちんと使い分けたい]と回答した人は、女性より男性の方が多い結果となりました(男性27.0%,女性20.0%)。男性はプライベートの予定より、仕事の予定を記入している人が多いため、特にプライベートの記入の仕方に課題を感じているものと思われます。さらに、男性に仕事とプライベートそれぞれにおける自分の手帳活用度を採点してもらったところ、仕事に対する自己採点の平均が68.6点だったのに対し、プライベートは55.6点にとどまり、実際にプライベートでは手帳を上手く活用できていないと認識していることが伺えます。

※調査結果の詳細はこちらをご覧ください→ 『あなたの手帳の流儀 2009 』調査結果
以 上
本件に関するお問合せ先
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