事例詳細

eラーニングライブラリ

eラーニングライブラリで基礎力を高め、自ら学ぶことを徹底支援する ~東京エレクトロン株式会社

テーマ 学習する風土づくり / ビジネススキル・知識の習得 / グローバル人材育成
対象 管理者 / リーダー・監督者 / 中堅社員 / 新人・若手社員

東京エレクトロン株式会社

半導体製造装置、FPD(フラットパネルディスプレイ)製造装置のリーディングサプライヤーとして、世界市場で高いシェアを誇る東京エレクトロン株式会社(以下TEL)。同社は“People. Technology. Commitment”をモットーとし、「ひと」の育成に『eラーニングライブラリ』(以下、ライブラリ)を導入しています。実際にライブラリをどのように活用しているのか、人材開発センターの加藤庄司氏、井上典江氏にお話を伺いました。

人の成長なくして企業の成長なし

―貴社が求める人材像についてお教えください。

加藤氏:当社の行動指針である『TELバリュー』に、「私たちは、世界No.1をめざし、新しいこと、人のやらないことにチャレンジします」という一文があります。この言葉の通り、最先端の分野を切り開き、組織を引っ張っていけるチャレンジ精神旺盛な人材を求めています。

―そうした人材を育成するための教育についてお聞かせください。

加藤氏:当社の教育体系は、① TELを知る、②プロになる、③組織力を高める、④経営を担う、⑤世界を学ぶという5つの柱に分れており、それぞれ集合研修やeラーニングを活用した教育を行っています。

―最先端技術を扱う業界は景気の変化が激しいという特性があると思いますが、そうした中で継続的な教育を実施する意義についてお聞かせください。

加藤氏:確かに技術力が勝負となる業界ですが、だからこそ、それを生み出す“ひと”が財産なのです。当社では、「人の成長なくして企業の成長なし」と考えており、景気や業績に左右されずに、継続して教育に力を入れています。

ライブラリがマネジャーの内省のきっかけに

―貴社の教育におけるe ラーニングの位置付けと、ライブラリを導入したきっかけをお教えください。

加藤氏:まず、eラーニングは基礎力を補強するプログラムとして最適であり、自ら学ぶツールとして優れていると考えています。その中でライブラリを導入したのは、コースの多さ、質の高さ、コストの安さが決め手となりました。

 特に、事前の体験受講で、こちらの意図したテーマ、コースが多数ラインアップされているのを確認できたのも大きかったですね。

―2011 年度にマネジメント系ライブラリを導入し、その後も継続している理由は?

井上氏:導入初年度の満足度が、受講者側も運営側も非常に高かったということです。初年度はマネジメント層を対象に導入したのですが、受講者から「これまで自己流のマネジメントになっていた」、「振り返りができた」といった声が多く、内省するきっかけになったようです。また、システムの不具合もなく、安定度が高かったことも運営側としてはありがたいですね。こうしたことから2012 年度はマネジメント層だけではなく、これからマネジメントを目指す層や後輩指導を担うOJT リーダー、さらには若手3年目社員にも対象を拡げ、自ら学べる環境を整備しました。ライブラリは興味のある分野の受講を増やしても、コストが変わらない点もよいですね。

集合研修の前後で活用して学びのサイクルを回す

―必修コースは設けているのでしょうか?

加藤氏:社員の自主性を尊重したいので、必修ではなく「推奨コース」として、会社が社員に身に付けて欲しいスキルや考え方を明確にしています。また、研修の事前事後の学習としても推奨しています。ライブラリで基本を事前学習、集合研修で実践、ライブラリで復習、というサイクルですね。

―必修ではないとすると、利用率を高める運用上の工夫についてはどのように?

井上氏:まずは、ログインしてもらうことが重要と考えています。そこで、手軽に学習できるということを伝えるために、学習所要時間や章の構成を案内しています。また、“マネジャーの役割って何?”“会議の運営方法で困っていませんか?”、あるいは、“好評につき2カ月延長”といったキャッチを付けて、イントラネットにコースを紹介しています。その他にも、受講者の声の紹介や、受講していない人への毎月のリマインド・メール等の工夫もしています。また、受講者アンケートの自由記述結果を全て確認すると共に、集合研修時には受講者の評価を必ず聞くようにしています。

加藤氏:学習する組織ができつつあることを我々も実感しているので、担当者自身が楽しんで運営できている点は大きいですね。

学び続ける大切さを伝えていきたい

―今後の課題について教えてください。

加藤氏:マネジメント系のコースをうまく活用できているので、技術系も同じようにできればよいですね。実は当社のような先端技術を扱う企業の場合、専門化が進み過ぎると、特定の知識に偏ってしまうことがあるのです。

井上氏:マネジメントにしても技術にしても、学び続けることの大切さを伝えていきたいですし、風土として定着させていきたいですね。

―ありがとうございました。

プロフィール


会社名 東京エレクトロン株式会社
URL http://www.tel.co.jp
主要事業 1963年、技術専門商社として設立。半導体製造の歴史と共に歩み、1970年代に製造装置メーカーへと移行。現在はグループ国内14社・50拠点、海外17社15カ国43拠点と、グローバル企業として飛躍を続けている。売上高6,330億円(2012年3月期)、従業員数1,271名/単体、11,124名/グループ(2012年6月1日現在)。

掲載日 2012/12/01
掲載内容やご登場いただく方の役職は取材当時のものです。

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